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【市況】株価指数先物【引け後コメント】225先物、TOPIX先物いずれも、ABNアムロとソジェンの売り越しが目立つ


大証6月限
日経225 21490 +210 (+0.98%)
TOPIX 1552.5 +15.5 (+1.00%)

 日経225先物は、前日比210円高(+0.98%)の2万1490円で日中取引を終了。寄り付きは2万1230円と、前日の大幅上昇の反動から、ナイトセッションの終値(2万1280円)を下回って始まった。現物の寄り付き直後には2万1140円まで下げ幅を広げる場面もみられた。しかし、緊急事態宣言の解除による経済活動再開や政府の経済対策への期待から下値を売り込む流れとはならず、前場半ばには2万1380円まで切り返した。

 前引け間際には再び弱含む場面もみられたが、後場に入ると昨日同様に断続的なインデックス買いが指数を押し上げる形となり、2万1400円を回復。引け間際は高値圏での保ち合いが続いていたが、大引け後はショートカバーが加わり、本日の高値で取引を終えた。

 朝方こそ、足元で日経平均をけん引していたファーストリテイリング <9983> が利食い優勢で始まったが、その後の切り返しで結局はプラスで終えており、インデックスに絡んだ買いが断続的に入っていると観測される。また、新型コロナによる業績懸念から大きく売り込まれていたセクターが見直されており、安心感にもつながっている。

 中国市場、香港市場は弱含みに推移していることから、米中対立への警戒感が重荷となるが、一方で、グローベックスの米株先物はNYダウが3ケタ上昇で推移している。米国市場の動向を睨みながらの展開とはなるが、ナイトセッションにおいても底堅い展開が期待されそうである。

 手口面では大きな傾きは目立っていないが、日経225先物においては、引き続きABNアムロ、ソジェンの売り越しが目立つ。一方で、ゴールドマン、三菱UFJモルガン、JPモルガンが買い越し。TOPIX先物では、ソジェン、ABNアムロの売り越しに対して、メリル、JPモルガン、SMBC日興、バークレイズが買い越している。

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