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【材料】明治HDは3日ぶり反発、21年3月期最高益見通しとコロナワクチン開発着手を好感

明治HD <日足> 「株探」多機能チャートより
 明治ホールディングス<2269>は3日ぶりに反発。22日取引終了後に発表した20年3月期の連結経常利益は前の期比3.6%増の1033億2400万円で着地。続く21年3月期の同利益も前期比7.4%増の1110億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好感されている。

 今期は健康や栄養に対する意識が高まる中、プロバイオティクスやヨーグルトなどの販売が回復する。また、医薬品部門は国内で薬価改定が重しになるものの、海外子会社の収益拡大や経費削減効果で吸収し、2ケタ増益を見込む。併せて、前期の年間配当を140円から150円(前の期は140円)に増額し、今期も150円を継続する方針とした。

 同日、傘下のKMバイオロジクスが国立感染症研究所らと共同で、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの開発を始めると発表しており、これも好材料視されているようだ。20年度に非臨床試験を終え、その結果を踏まえて臨床試験を開始する予定としている。

出所:MINKABU PRESS

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