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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エデュラボ、シグマクシス、重松製 (7日大引け後 発表分)

エデュラボ <日足> 「株探」多機能チャートより

 7日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エデュラボ <4427> [東証M]  ★上期経常を5.6倍上方修正
 ◆20年9月期上期(19年10月-20年3月)の連結経常利益を従来予想の0.2億円→1.1億円に5.6倍上方修正。減益率が85.1%減→17.2%減に縮小する見通しとなった。e-Testing/e-Learning事業で企業・学校向け英語能力判定テスト「CASEC」の販売やテストシステムの提供が伸びたほか、テスト運営・受託事業も順調に推移したことが寄与。利益率が想定より改善したことも上振れに貢献した。

 扶桑薬 <4538>   ★前期経常を77%上方修正
 ◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→10.6億円に76.7%上方修正。減益率が53.1%減→17.1%減に縮小する見通しとなった。販売促進効果で後発医薬品の売り上げが伸びたことが寄与。販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

 シグマクシス <6088>   ★前期経常は64%増で3期連続最高益
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比63.7%増の21.6億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新した。ERP(基幹業務システム)クラウド化サービスの大型案件やPMOプロジェクトの新規案件を獲得したほか、コールセンター案件でサービスやプロダクトセールスの受注が増加したことが収益を押し上げた。
  併せて、前期の年間配当を20円→22円(前の期は18円)に増額し、今期も22円を継続する方針とした。なお、21年3月期の業績見通しについては配当以外は開示しなかった。

 蛇の目 <6445>   ★前期経常を67%上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→10億円に66.7%上方修正。減益率が55.8%減→26.4%減に縮小する見通しとなった。家庭用機器事業で海外向け新製品が高い評価を得るなど、高付加価値ミシンの販売が想定より伸びたことが寄与。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に手作りマスクへの関心が高まったこともプラスに働いた。

 岩崎電 <6924>   ★前期経常を41%上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→38億円に40.7%上方修正。増益率が57.7%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。国内でLED道路灯やLEDトンネル器具などの屋外照明機器が好調だったほか、無停電電源装置の販売が想定より伸びたことが寄与。利益率の向上も上振れにつながった。

 AmidAH <7671> [東証M]  ★7-3月期(3Q累計)経常は55%増益・通期計画を超過
 ◆20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比55.5%増の2億2700万円に拡大して着地。印鑑ネット通販サイトの検索順位が上位で安定化し、印鑑や印鑑ケース、スタンプなどの販売が伸びたことが寄与。
  通期計画の1億6300万円をすでに39.3%も上回っており、業績上振れが期待される。

 重松製 <7980> [JQ]  ★前期経常を28%上方修正
 ◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億5000万円→3億2000万円に28.0%上方修正。増益率が2.8倍→3.6倍に拡大する見通しとなった。主要顧客である製造業向けの受注が堅調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で防じんマスクや保護衣などの受注が大きく増加したことも収益を押し上げた。

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