市場ニュース

戻る
 

【市況】株価指数先物【寄り前コメント】米経済再開への期待や原油反発は安心感につながる


大阪6月限ナイトセッション
日経225 19270 +250 (+1.31%)
TOPIX 1418.0 +17.0 (+1.21%)
CME先物 19265 +245
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 22日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が反発。米議会上院において可決した約5000億ドルの新型コロナ対策第4弾について、下院通過を経て23日に採決される見通しと伝えられたほか、波乱の展開が続く原油先物相場の反発が安心感につながっている。テキサス州など米国の一部の州で経済活動の制限を緩める動きが広がり、米景気悪化に一定の歯止めがかかると受け止められたほか、ムニューシン米財務長官は「米経済は8月末までに活動を再開しているだろう」と述べたことも材料視されている。

 日経225先物はナイトセッションの開始直後に1万9050円を付けた後はじり高基調が続き、一時1万9330円まで上昇する場面をみせている。この流れを受けて、朝方は買い先行となろう。ただし、昨夕の段階でリバウンド基調をみせていたことや、米株先物の強い値動きによって、ある程度は織り込まれている状況である。そのため、寄り付き後は次第にこう着感が強まりやすいとみられる。

 とはいえ、ひとまずレンジ下限である1万9000円はサポートする形ではあるため、下値の堅さは意識されやすいところである。また、世界的な供給過剰に対する懸念が払拭されたわけではないが、原油先物相場の反発も安心感につながる。さらに、米国では決算発表が本格化しており、テキサス・インスツルメンツの予想を上回る決算が好感されている。ハイテクセクターの底堅さが意識されてくるようであれば、ナイトセッションの高値水準を捉えてくる展開が期待されてくる。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均