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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】年金資金など長期スタンスの資金流入が意識されやすい


・大阪6月限ナイトセッション
・日経225 18910 +340 (+1.83%)
・TOPIX 1398.5 +26.5 (+1.93%)
・CME先物 18920 +350(清算値)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 6日の米国市場では NYダウが1627ドル高と大幅に反発した。ニューヨーク、ニュージャージー両州において、新型コロナウイルスの感染ペースが安定期に差し掛かりつつある可能性を示す兆候がみられたとして、感染拡大がピークを越えつつあるのではないかという見方が広まった。不安要素は多いが、いったん買い戻そうという流れにつながっている。ピークアウトについては、既にトランプ米大統領による発言などで織り込まれていたが、NYダウが予想以上の上昇だったこともあり、シカゴ先物においても、大阪比で350円高となった。朝方はこれにサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなろう。

 昨日は野村の買い越しが突出していたが、概ねレバETFの調整買いによるところであった。ただし、その分を差し引いても1000億円程度の買い需要を持っていた形であった。年金資金など長期スタンスの資金流入が意識されやすく、修正リバウンドの流れが期待されそうである。

テクニカル面では、日経225先物はナイトセッションで心理的な抵抗だった25日線をクリアしてきている。同線を支持線として、まずは1万9000円乗せを意識した展開に。一方で、TOPIXについても25日線を突破しており、5日線も切り上がりをみせてきているため、戻りを意識したスタンス。

 なお、TOPIX先物においては、ソジェンの売り越しが目立っていることもあり、買い戻しの流れに向かうかが、当面注目されやすいところである。

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