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【市況】株価指数先物【昼のコメント】1万7850円近辺での底堅さみられ、こう着ながら短期筋のショートカバーを若干意識


 日経225先物は11時30分時点で1万7870円、前日比10円高まで上げ幅を縮めている。NY原油先物相場の急伸を背景とした米国株式市場の上昇を受けて、1万7910円で始まると、その後1万8040円まで上げ幅を広げていた。しかし、週末に発表される米雇用統計の悪化が予想されるほか、 新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感が強く、商いが膨らみづらい需給状況の中で、現物の前引け間際には1万7820円と下げに転じる場面もあった。

  TOPIXの前引けは0.49%と僅かに上昇している。TOPIXもプラス圏で前場を終えているため、日銀のETF買い入れはないだろう。ETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待薄であるが、これについては想定線である。ただし、下値は1万7850円近辺での底堅さが意識されている。現物の前引けにかけて先物は一時下げに転じる場面もみられており、短期的なショートが積み上がっている可能性がありそうだ。ランチタイムの日経225先物は底堅い値動きをみせており、若干のショートカバーは意識されるところ。一方、1万8000円処は戻り売りスタンスといった流れになっており、1万7850円から1万8050円辺りでの狭いレンジ取引になりそうだ。

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