【市況】３０日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は６９０ドル高と反発

　３０日の米株式市場は、ＮＹダウが前週末比６９０．７０ドル高の２万２３２７．４８ドルと反発した。

　ヘルスケア関連株などに買いが入り、ＮＹダウ、ナスダック指数ともに上昇した。ジョンソン・エンド・ジョンソンは９月までに新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験に入ると発表した。これを受け、同社の株価は前営業日比８％高と急伸した。新型コロナからの感染を診断する検査キットの販売承認を受けたアボット・ラボラトリーズも急伸。バイオ医薬品大手のギリアド・サイエンシズも高い。アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどＩＴ大手が買われ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイシズなど半導体関連株も堅調だった。半面、ボーイングやズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、デルタ航空が値を下げた。
　　
　ナスダック総合株価指数は、同２７１．７７３ポイント高の７７７４．１５１と反発した。出来高概算は、ニューヨーク市場が１２億４２７３万株となった。

出所：MINKABU PRESS