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【通貨】外為サマリー:1ドル110円70銭台で推移、一時前日安値を下回る

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=110円73銭前後と前日の午後5時時点に比べ70銭強のドル安・円高となっている。

 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=111円21銭前後と前日に比べて2銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米経済対策の合意を受けたNYダウの上昇を手掛かりにドルが買われる場面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的金融緩和策の拡大などからドル需要の逼迫は和らいでいるとあって上値は重かった。

 米経済対策の成立待ちといったムードも漂うなか、東京市場は軟調な展開。年度末を控えたレパトリエーション(海外にある資金を自国内に戻すこと)に伴うドル売り・円買いなどが意識されているようで、午前9時40分ごろには前日の安値(110円75銭)を下回り、一時110円60銭台に軟化した。なお、ユーロは対ドルや対円で堅調に推移しており、欧州中央銀行(ECB)が必要に応じてOMT(国債買い入れプログラム)を発動するとの観測などがユーロの買い手掛かりとなっているようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0918ドル前後と同0.0110ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=120円90銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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