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【通貨】外為サマリー:1ドル109円90銭近辺で推移、日経平均の反転が下支え

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円89銭前後と前日の午後5時時点に比べ8銭程度のドル安・円高となっている。

 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円87銭前後と3連休前の17日に比べて30銭弱のドル安・円高で取引を終えた。中国発の新型コロナウイルスの感染例が米国でも確認されたことで、経済への影響などを懸念。NYダウの反落や米長期金利の低下が重荷となるかたちで、ドル円相場は一時109円70銭台まで軟化する場面があった。

 ただ、下値での押し目買い意欲は強く、東京市場では下げ渋る展開。時間外取引でNYダウ先物が底堅さをみせ、日経平均株価が朝安後に切り返したことが追い風となり、午前9時20分過ぎには109円94銭まで値を戻した。前日はアジア市場で株安が進んだことがリスク回避を目的としたドル売り・円買いにつながっただけに、市場参加者の関心は香港ハンセン指数や中国・上海総合指数の動向に向かっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1083ドル前後と同0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=121円79銭前後と同20銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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