市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:1ドル109円50銭台に上昇、ユーロの上昇も目立つ

 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円55銭前後と前日の午後5時時点に比べ90銭強のドル高・円安となっている。

 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円31銭前後と前日に比べ70銭強のドル高・円安で取引を終えた。トランプ米大統領が米中貿易協議に関して「中国との大きな合意が近づいている」とツイッターに投稿したことなどを受け、米中協議の進展期待が台頭。一時109円40銭台まで上昇した。

 この流れを引き継ぎ、東京市場に移ってからもドル買い・円売りが優勢の展開。日経平均株価が大幅高となっているほか、時間外取引でNYダウ先物や米長期金利が上昇していることが追い風となり、109円50銭台まで上伸している。一方、12日に実施された英総選挙で与党・保守党の優勢が伝えられるなか、英ポンドが対ドルや対円で買われており、つれてユーロも堅調な展開。また、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁がECB理事会後の会見で、景気の先行きリスクについて「幾分和らいだ」との認識を示したこともユーロ買いにつながっているようだ。

 なお、日銀が朝方発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がゼロとなり、9月の前回調査から5ポイント悪化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1170ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=122円34銭前後と同1円30銭強のユーロ高・円安となっている。


出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均