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【市況】<マ-ケット日報> 2019年12月12日

 12日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比32円高の2万3424円だった。前日の米株高や低金利状態の長期化観測を好感して小口買いが先行。半導体株人気もあってその後もプラス圏を維持して推移した。ただ、英総選挙の結果が気になり上値は重いまま。本日も2万3500円のカベが強く意識される1日となった。

 昨日の米国市場はFOMCの結果発表を受けてダウ平均は3日ぶりに小反発した。米国の金融政策は4会合ぶりに利下げを止めて据え置きへ。声明では「金融スタンスは現状が最適」とされ、景気に対する見方も安定していることからゴルディロックス(適温)相場継続との見方が広がった。低金利政策の長期化は市場に安心感をもたらしている。

 さて、東京市場は米国で半導体株人気が高まった流れを受けてそれらのセクター中心に物色を集める展開となった。寄り前に発表された10月の機械受注が事前予想を下回ったものの大きく売り込む動きはなく下値の安定ぶりは今日も変わらない。ただ、日本経済の回復は当初見込みよりも遅れているようで、PER14倍超という水準からも上値余地は現状では限られそうである。個別では東エレクトロン <8035> 地は現状では限られそうである。個別では東エレクトロン <8035> 、ソニー <6758> 、太陽誘電 <6976> 、三井ハイテク <6966> などが年初来高値を更新している。(ストック・データバンク 編集部)

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