市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:1ドル109円30銭台で推移、米大統領の香港人権法案署名が重荷

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円38銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭程度のドル高・円安となっている。

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円54銭前後と前日に比べ50銭弱のドル高・円安で取引を終えた。この日に発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率換算で2.1%増と速報値の1.9%増から上方修正されたほか、10月の米耐久財受注額が前月比0.6%増と市場予想(0.8%減)に反して改善。米景気の堅調さが示されたことを受け、一時109円60銭台に乗せた。

 ただ、日本時間午前8時頃に「トランプ米大統領が香港人権法案に署名し、同法が成立した」ことが伝えられると、東京市場は地合いが一変。米中の対立激化が懸念されるなか、時間外取引でのNYダウ先物の下落とともに、ドル円相場は午前8時40分過ぎに109円33銭まで軟化した。その後はやや下げ渋る動きとなっているが、中国側の反応を見極めたいとして上値は重くなっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1007ドル前後と同横ばい圏。対円では1ユーロ=120円39銭前後と同20銭強のユーロ高・円安となっている。


出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均