市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:LINE、メドピア、トリドール

LINE <日足> 「株探」多機能チャートより
■カルタHD <3688>  1,475円  +286 円 (+24.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 CARTA HOLDINGS<3688>は急反騰。同社は広告配信プラットフォームの運営や販促支援サイトを展開しており、傘下のCCI(東京都中央区)は、検索サービス「ヤフー」の広告枠を販売する会社として 96年に創業したインターネット広告業界の老舗だ。「ヤフー」を傘下に持つZホールディングス<4689>とLINE<3938>が経営統合に向けて最終調整に入ったと複数のメディアが報じたことを受け、同社株に買いが集中した。なお、13日取引終了後、同社は19年12月期第4四半期(18年10月~19年9月)連結決算を発表した。売上高が193億9200万円、営業利益が28億円だった。1月にCCIとの統合に伴い、19年12月期は決算期を15カ月間に変更したため、前期との比較はない。

■メドピア <6095>  1,530円  +237 円 (+18.3%)  11:30現在
 メドピア <6095> [東証M]が急騰。13日大引け後に発表した19年9月期の連結経常利益は前の期比46.2%増の5.5億円に伸びて着地。続く20年9月期も前期比38.1%増の7.6億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はドクタープラットフォーム事業で主力の医師向けコミュニティサイトの会員拡大や医師向け人材サービスの拡充などに注力する。また、ヘルスケアソリューション事業では法人向けオンライン健康相談や特定保健指導の導入件数を伸ばす計画だ。併せて、東証本則市場への市場変更申請に向けた準備を開始することを明らかにしたことも好感された。

■トリドール <3397>  2,828円  +402 円 (+16.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 トリドールホールディングス<3397>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。事業利益は58億4000万円(前年同期比32.9%増)となり、従来予想の36億5100万円から上振れ着地した。売上収益は800億1700万円(同11.2%増)で、従来予想の777億4800万円を上回った。テレビCMや他社とのコラボレーションの効果などで、主力の丸亀製麺が好調に推移したことが寄与した。これを受けて、20年3月期通期の業績予想を上方修正。売上収益は従来計画の1567億9000万円から1590億6000万円(前期比9.7%増)に、事業利益は73億8300万円から95億7200万円(同31.7%増)にそれぞれ引き上げた。

■Zホールディングス <4689>  445円  +61 円 (+15.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
■LINE <3938>  5,290円  +705 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 Zホールディングス<4689>とLINE<3938>が急騰。検索サービス「ヤフー」を傘下に持つZHDとLINEが経営統合に向けて最終調整に入ったと複数のメディアが報じた。両社を合わせると楽天<4755>を抜き、国内のネット企業で売上高首位となるという。これを受け、両社株には買いが集まっている。

■アンビスHD <7071>  5,230円  +705 円 (+15.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常は61%増で3期連続最高益、6円増配へ」が好感された。
 アンビスホールディングス <7071> [JQ] が11月13日大引け後(17:30)に決算を発表。19年9月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の8.6億円に伸び、20年9月期も前期比60.9%増の13.9億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒アンビスHDの詳しい業績推移表を見る

■日本KFC <9873>  2,631円  +244 円 (+10.2%)  11:30現在
 日本KFCホールディングス <9873> [東証2]が急伸。13日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比5.1倍の27.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。割安なセットメニューや新商品の投入などが奏功し、ケンタッキーフライドチキンの既存店売上高が前年同期比で2ケタ増を達成したことが寄与。経費削減を進めたことも大幅増益に貢献した。通期計画の14億円をすでに97.6%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数の1.57%にあたる35万9239株の自社株を消却すると発表したことも好感された。

■学研ホールディングス <9470>  6,240円  +520 円 (+9.1%)  11:30現在
 学研ホールディングス<9470>は出来高増勢のなか大幅続伸。一時約12%高の6400円まで上値を伸ばし、3月6日に付けた年初来高値をあっさり更新した。13日取引終了後、20年9月期連結決算を発表。売上高が前期比1.7%増の1430億円、営業利益が同12.8%増の51億円と、10期連続増収、6期連続の増益を見込んでいる。今期は引き続き進学塾事業の生徒数減少を見込むものの、高齢者福祉事業の業績伸長がカバーすることに加えて、不採算事業整理の加速化などによる2ケタの増益を計画している。また、同社は同時に、今期の年間配当を5円増の80円とする方針も発表した。これらを評価する形で買いが流入している。

■イーソル <4420>  1,603円  +122 円 (+8.2%)  11:30現在
 イーソル<4420>が急反発、25日移動平均線を足場にマドを開けて上放れてきた。同社は組み込み機器向けのOS開発や、組み込みソフトウェアの受託開発を手掛けている。ここ急速に市場が立ち上がっている自動運転向けなどで需要を捉えている。13日取引終了後に発表した19年1~9月期決算は営業利益が前年同期比23%増の7億3700万円と大きく伸びており、19年12月期通期計画の6億9000万円を既に上回っている。また、好決算と合わせて、未定だった今期配当について5円50銭の初配当を実施することも発表しており、株高を後押しする格好となった。

■GCA <2174>  940円  +69 円 (+7.9%)  11:30現在
 GCA<2174>が大幅高、2月26日につけた年初来高値928円を上抜き約10カ月半ぶりに新値圏に浮上してきた。独立系のM&A助言会社で米国の同業と経営統合し国際案件で優位性を発揮する。同社が13日取引終了後に発表した19年1~9月期決算は営業利益が前年同期比39.3%増の22億7600万円と大幅な伸びを示した。18年度に現地法人を設立したベトナムとのクロスボーダーで大型案件を含む複数の案件が計上されたことや、米国をはじめとする海外クロスボーダー案件が収益拡大に寄与している。これを手掛かり材料に投資資金の流入が加速し、株価を押し上げる格好となった。

■トラスト・テック <2154>  1,483円  +92 円 (+6.6%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は15%増益で着地」が好感された。
 トラスト・テック <2154> が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比15.4%増の12.3億円に伸び、7-12月期(上期)計画の26.3億円に対する進捗率は5年平均の36.9%を上回る46.9%に達した。
  ⇒⇒トラスト・テックの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「人材派遣3社を完全子会社化」も買い材料。
 人材派遣のアクシス・クリエイトとフェイス、アクシスヒューマンデベロップメントの3社の全株式を取得し子会社化する。

■ニューフレア <6256>  11,880円  +700 円 (+6.3%)  11:30現在
 13日に発表した「東芝子会社がTOBを実施」が買い材料。
 東芝デバイス&ストレージがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1万1900円で13日終値を6.4%上回る水準。買い付け期間は11月14日から12月25日まで。

■荏原 <6361>  3,420円  +135 円 (+4.1%)  11:30現在
 荏原<6361>は大幅反発。19年12月期の連結業績予想について、売上高を5000億円から5100億円(前期比0.2%増)へ、営業利益を280億円から295億円(同9.2%減)へ、純利益を160億円から170億円(同6.9%減)へ上方修正したことが好感されている。一部半導体メーカーの設備投資再開などを受けて、精密・電子事業の受注高及び売上高見通しを引き上げたことが要因という。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高3664億6100万円(前年同期比0.4%減)、営業利益202億6900万円(同0.9%減)、純利益118億6300万円(同5.8%増)だった。

■リクルート <6098>  3,752円  +66 円 (+1.8%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>が売り買い交錯もやや買い優勢、前日終値近辺で売り物を吸収し上値を慕う展開にある。同社が13日取引終了後に発表した19年4~9月期決算は営業利益が前年同期比12.7%増の1426億5900万円と2ケタ成長を達成した。求人検索サイト「インディード」が好調で全体収益押し上げに大きく寄与した。ただ、好業績は事前に織り込みが進んでいたこともあり、目先筋の利益確定売りも出て上値は重くなっている

■日本サード・パーティ <2488>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 日本サード・パーティ <2488> [JQ]がストップ高。13日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比3.1倍の2.2億円に急拡大し、従来の39.7%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。新人向けIT研修業務の受託やICTシステムの設計・構築案件などが大きく伸びたことが寄与。企業の自動化・省力化ニーズが旺盛なうえ、消費増税前の駆け込み需要も追い風となった。上期業績の好調を踏まえ、通期の同利益を従来予想の2.5億円→3.6億円に43.1%上方修正。増益率が3.2%増→47.8%増に拡大する見通しとなった。

■小田原機器 <7314>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 小田原機器 <7314> [JQ]がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益が3億2000万円の黒字(前年同期は7億9300万円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。路線バス向けの次世代型ICカード機器や運賃箱の新製品を投入したほか、首都圏を中心とした運賃収受システムの更新需要を取り込み、2.9倍の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の2億0100万円をすでに59.2%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 マーケットE <3135>  3,295円  +502 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 JMC <5704>  1,344円  -400 円 (-22.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 LIFULL <2120>  596円  -100 円 (-14.4%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均