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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤマハ、コマツ、任天堂

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
■メンバーズ <2130>  2,388円  +238 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 メンバーズ<2130>が続急騰で連日の上場来高値更新。株価は前週末に空売りの買い戻しを誘い初の2000円大台乗せを達成したが、戻り売り圧力のない青空圏に突入していることで、きょうも上げ足を加速させる形となった。Webサイトのデザイン制作を手掛けるほか、近年はデジタルクリエーター人材育成が功を奏し、業績拡大を後押ししている。19年4~9月期決算は営業利益が前年同期比63.4%増と大幅な伸びを示しており、通期では前期比29%増の12億4600万円を見込んでいる。

■ヤマハ <7951>  5,560円  +540 円 (+10.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ヤマハ<7951>が大幅高となっている。同社は1日取引終了後に、400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.2%)、150億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。取得期間はきょうから来年3月31日までで、これによる需給改善などが期待されているようだ。一方、FA機器の市況低迷や為替の影響により、20年3月通期の連結業績予想を下方修正。売上高見通しは従来の4440億円から4350億円(前期比0.1%増)に、事業利益は550億円から530億円(同0.5%増)に引き下げている。

■レノバ <9519>  1,060円  +92 円 (+9.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 レノバ <9519> が一時ストップ高。1日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円→41億円に24.2%上方修正し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。再生可能エネルギー発電事業で売電収入が好調なうえ、順調な開発進捗を背景に事業開発報酬も伸びる。持分法適用関連会社の連結子会社化に伴う業績上積みも収益を押し上げる。同時に発表した上期(4-9月)の経常利益は20.7億円だった。

■日清オイリオグループ <2602>  3,995円  +225 円 (+6.0%)  11:30現在
 1日に発表した「2.92%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.92%にあたる100万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月5日から20年3月31日まで。

■NTTデータ <9613>  1,481円  +76 円 (+5.4%)  11:30現在
 1日に決算を発表。「上期税引き前が3%増益で着地・7-9月期も4%増益」が好感された。
 NTTデータ <9613> が11月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比3.1%増の629億円に伸びたが、通期計画の1450億円に対する進捗率は43.4%となり、前年同期の41.6%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒NTTデータの詳しい業績推移表を見る

■コマツ <6301>  2,615円  +119.5 円 (+4.8%)  11:30現在
 コマツ<6301>が4日ぶり急反発。前週後半に調整色をみせたが、きょうは全体リスクオン相場に乗って25日移動平均線を足場に大きくリバウンドし4.8%高に買われた。米中協議は部分合意への期待が高まっているほか、トランプ米政権は中国通信機器最大手のファーウェイに対する禁輸措置の一部解禁が近いことを米主要メディアが伝えており、中国経済の影響を受けやすい建機セクターには追い風が意識された。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,026円  +42.9 円 (+4.4%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>などエネルギー関連株が上昇。前日の米国株市場ではシェブロンがアゼルバイジャン事業の権益売却による財務改善期待などが後押しして4.6%高と急伸したほか、エクソンモービルも買われるなどエネルギー関連株の上昇が目立った。WTI原油先物価格は11月1日に2ドルを超える急上昇をみせ、週明け4日も続伸した。米中貿易協議の進展に対する期待が高まるなか、世界景気減速への懸念が後退、石油の需給が引き締まるとの思惑が追い風となっている。この流れを受け、東京市場でも資源開発関連株に資金が流入している。

■ワークマン <7564>  8,180円  +300 円 (+3.8%)  11:30現在
 ワークマン<7564>は続伸。作業服販売チェーンの最大手で、「機能性」と「低価格」を特徴に需要を捉えており、消費税率引き上げ後の反動も見られず好調な月次売り上げを続けている。前週末1日の取引終了後発表した10月既存店売上高は前年同月比23.8%増と25カ月連続で前年実績を上回ったほか、全店売上高は同30.1%増と好調で、これを材料視する買いが流入している。降雨日、降雨量ともに多かったことから、レインウェアや長靴などの雨関連商品が活発に動いた。また、中旬以降気温が低下したことで「STRETCHウォームパンツ」や人気ブロガーとのコラボ企画「フルジップコットンパーカー」など秋冬商品の販売が伸びた。

■任天堂 <7974>  42,960円  +1,460 円 (+3.5%)  11:30現在
 任天堂<7974>が商いを伴い大幅高、9月19日につけた年初来高値を更新し4万3000円台に歩を進める場面があった。売買代金はNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>も上回り、全市場を通じてトップとなっている。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が好調で収益を牽引しているほか、「スイッチライト」の投入効果も加わり、自社タイトルなどを軸にソフト販売本数の拡大が利益の伸びに反映されている。20年3月期上期は営業利益が前年同期比53%増の942億2200万円と急拡大しており、通期計画の2600億円(前期比4%増)は上振れの可能性が高いとみられている。

■商船三井 <9104>  3,025円  +93 円 (+3.2%)  11:30現在
 商船三井<9104>が一時5%近い上昇で3075円まで上値を伸ばしたほか、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み高。業種別騰落率でも海運セクターは値上がり上位に食い込んでいる。ばら積み船の運賃市況を表すバルチック海運指数はここ低下基調にあるものの、最近の海運株は同指数との連動性が薄れている。足もとは米中貿易協議において部分合意が近いとの観測を受け、グローバル物流が停滞することへの警戒感が緩んでおり、海運セクターの収益環境改善に対する思惑につながっている。

■日経レバ <1570>  21,560円  +660 円 (+3.2%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が反発、一時670円高の2万1570円まで上昇し、10月29日につけた年初来高値2万1190円を大きく上回り年初来高値を更新した。同銘柄は日経平均に連動するETFで変動率が日経平均の2倍に基本設定されている。ここリスクオン相場が続くなか、高水準に積み上がったショートポジションの解消が押し上げ効果をもたらしている。直近、日証金では5円の逆日歩がついた状態にあり、個別株同様に需給相場の様相をみせている。

■東京エレクトロン <8035>  22,735円  +490 円 (+2.2%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連の一角に買いが集まっている。前日の米国株市場ではNYダウが約3カ月半ぶりに過去最高値を更新、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸で1700の大台に乗せ最高値を更新している。米中貿易協議の部分合意を月内に署名するとの観測が高まるなか、米中摩擦による世界景気減速への懸念が後退している。半導体関連については中国ファーウェイへの禁輸措置について一部解禁が近づいているとの思惑が強まっていることも追い風材料となっている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,599円  +48 円 (+0.6%)  11:30現在
 自動車株が高い。トヨタ自動車<7203>が続伸し年初来高値を更新しているほか、ホンダ<7267>やマツダ<7261>も値を上げている。4日の米株式市場でNYダウが約3カ月半ぶりに最高値を更新し、リスクオン姿勢が強まる中、為替市場では1ドル=108円70銭前後と先週末に比べ大幅な円安が進んでいることも自動車株への買い要因となっている。トヨタは7日に決算発表を予定しており、その内容も関心を集めている。

■三井E&S <7003>  823円  -287 円 (-25.9%) 一時ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率トップ
 1日に業績修正を発表。「今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で31%の赤字」が嫌気された。
 三井E&Sホールディングス <7003> が11月1日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の30億円の黒字→880億円の赤字(前期は695億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を31.4%毀損する規模となった。
  ⇒⇒三井E&Sの詳しい業績推移表を見る

■フライト <3753>  890円  +150 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 フライト <3753> [東証2]がストップ高買い気配。1日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億9000万円→5億円に28.2%上方修正したことが買い材料視された。保守的に見積もっていた多機能モバイル決済端末「Incredist Premium」の販売が想定より伸び、売上高が計画を17.6%も上回ることが利益を押し上げる。

■ダイトーケミックス <4366>  481円  +80 円 (+20.0%) ストップ高   11:30現在
 ダイトーケミックス<4366>がカイ気配のまま水準を切り上げ、ストップ高の481円に買われる人気となった。感光材料でシェアトップを誇り、特に世界的な半導体市況の回復を背景に半導体向けの需要回復に期待が募っている。ここ半導体関連の中低位株が相次いで人気化するなか、急騰習性のある同社株にも物色の矛先が向いた。なお、足もとの業績は改善傾向にあり、20年3月期の営業利益は会社側従来計画の5億円から5億5000万円に上方修正している。

■不二硝子 <5212>  650円  +100 円 (+18.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 不二硝子 <5212> [JQ]がストップ高買い気配。1日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の5000万円→1億1000万円に2.2倍上方修正。従来の2.0%減益予想から一転して2.2倍増益見通しとなったことが買い材料視された。医療用ガラスの受注が堅調に推移するなか、労務費の減少や稼働率・製造歩留まりの向上、経費削減の進展で採算が大きく上向く。

●ストップ高銘柄
 ヒーハイスト精工 <6433>  450円  +80 円 (+21.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 松尾電機 <6969>  524円  +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 フレアス <7062>  1,397円  -400 円 (-22.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 三井海洋開発 <6269>  2,428円  -500 円 (-17.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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