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【通貨】外為サマリー:一時1ドル108円60銭近辺に軟化、米下院「香港人権法案」可決で米中対立を懸念

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円72銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル高・円安となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円86銭前後と前日に比べ40銭強のドル高・円安で取引を終えた。一部主要企業の好決算を手掛かりにNYダウが上昇したことや、英国と欧州連合(EU)の離脱案合意観測などを背景に、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢だった。

 東京市場はこの流れを引き継ぐかたちで始まったものの上値は重く、午前9時40分頃には108円60銭近辺まで軟化する場面があった。前日のNY市場で一時108円90銭近辺まで上昇し、約2カ月半ぶりのドル高・円安水準をつけたことで売りが出やすくなっているもよう。また、米下院が15日に香港人権・民主主義法案を可決したことから米中対立の再燃が懸念されている面もあるようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1032ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=119円92銭前後と同50銭強のユーロ高・円安となっている。



出所:MINKABU PRESS

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