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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):SMC、住友鉱、三菱UFJ

SMC <日足> 「株探」多機能チャートより
■SMC <6273>  40,260円  +290 円 (+0.7%)  本日終値
 SMC<6273>が6日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を4万4000円から4万6000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、自動化投資の拡大や市場シェアの上昇により、構造的な業績成長が続くと予想。為替前提を変更(1ドル=110円から105円へ、1ユーロ=125円から120円へ)するものの、20年3月期第1四半期(4~6月)実績の売上高、営業利益が同証券の予想を上回ったため、販売予想を引き上げ、20年3月期の営業利益予想を1721億円から1725億円へ、21年3月期を同1927億円から1997億円へそれぞれ上方修正している。

■住友金属鉱山 <5713>  3,013円  +19.5 円 (+0.7%)  本日終値
 住友金属鉱山<5713>は4日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、同社株の目標株価を4470円から4520円に引き上げた。レーティングの「オーバーウエート」は継続した。短期ではニッケル高の恩恵を受けること、中長期では収益構造変化の進捗が期待できることを評価材料に挙げている。ニッケル価格は「インドネシアの鉱石禁輸観測」や「海外メーカーのトラブル」「リチウムイオン電池(Lib)向けの根強い需要」を背景に上昇している。このニッケル価格の上昇局面でも株価は出遅れているとみている。同証券では20年3月期の連結純利益を従来予想の420億円から440億円(会社予想640億円)に見直している。

■三菱UFJ <8306>  502.4円  +1.9 円 (+0.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>など頑強な値動き。米景気先行きに不透明感が意識されるなか、きょうは週末ということもあり全体相場はリスク回避に傾きやすい。ただ、米国ではパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演を前に、長期金利が上昇、米10年債利回りが反発し1.6%台に戻している。これを背景に米国株市場ではJPモルガンやバンク・オブ・アメリカなど大手金融株が軒並み上昇しており、この流れを引き継いでいる。

■日鉄物産 <9810>  4,035円  +10 円 (+0.3%)  本日終値
 日鉄物産<9810>は続伸。午前中に日本航空<9201>とそのグループ企業の制服リニューアルで「整備士」「グランドハンドリングスタッフ」の新ユニフォームを受注したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。20年4月から着用を開始する今回の制服リニューアルでは、同社はデサント<8114>と企画協業を実施。スポーツ衣料のノウハウを取り入れ、機能性に優れた耐久性の強い素材を使用したほか、全てにストレッチ性能を付加することで、スタイリッシュなシルエットでありつつ、軽量かつ動きやすいデザインを実現したという。

■インタートレード <3747>  381円  +80 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値
 インタートレード<3747>がストップ高。前引け後に、「LINE」上で取引ができる新スマホ投資サービス「LINE証券」に、同社の金融商品取引向けトータルソリューション「Spider」が採用されたと発表しており、これが好感された。「LINE証券」はLINE証券(東京都品川区)が8月20日にAndroid版で先行スタートしたサービス。今回の採用は、インタートレードの長年のシステム提供や運用実績が評価され、自己ポジションの売買・管理業務を包括的にカバーするソリューションとして採用されたとしている。

■ジョルダン <3710>  1,550円  +300 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値
 ジョルダン<3710>がストップ高。同社は22日、子会社のJ MaaSが野村総合研究所<4307>と資本・業務提携に向けた基本契約を締結したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。J MaaSは、移動手段を組み合わせて一括して利用できる「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」事業を本格的に展開するため18年7月に設立された企業。今回の契約締結により、NRIが持つ企画力やシステム開発などで協力・協調を進め、MaaSビジネスの拡大を図るとしている。

■長大 <9624>  883円  +115 円 (+15.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 長大 <9624> が一時ストップ高。22日大引け後、19年9月期の連結経常利益を従来予想の20.3億円→22億円に8.4%上方修正。増益率が18.3%増→28.2%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。原価低減や販管費の抑制による採算改善に加え、前期子会社の業績が好調で受取配当金が増えることも利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の33円→39円(前期は36円)に増額修正した。前日終値ベースの期末配当利回りは5.08%に上昇しており、配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■大黒屋ホールディングス <6993>  33円  +2 円 (+6.5%)  本日終値
 大黒屋ホールディングス<6993>が3日ぶりに反発。22日の取引終了後、国内の出張買い取り・質屋事業の強化を行うと発表しており、これが好感された。既に中古ブランド品市場で行っている中古品ビジネスを拡大するのが狙いで、あわせてシルバー層の資産有効活用の選択肢となることを目指すという。具体的には専門の人員を配置し、より多様な資産の有効活用ができるようにするほか、中古ブランド品以外の取り扱いや、買い取り・質預かり以外のサービス展開の可能性も検討するとしている。

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