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【材料】アライドアーキテクツ---2Q決算、国内事業は増収増益。海外事業はボトムアウトし売上高は順調に増加

アライドアキ <日足> 「株探」多機能チャートより

アライドアーキテクツ<6081>は14日、2019年12月期第2四半期(19年1~6月累計)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.6%減の20.51億円となったが、Creaditsの海外SNS広告事業中止による売上高減少(4.24億円)の影響を除くと、連結売上高は前年同期比16.0%増加し、国内事業の売上高合計(連結取引相殺前)は、前年同期比で16.7%の増加となった。
売上総利益は前年同期比9.6%増の9.13億円、営業損失は0.41億円(前年同期は301千円の利益)となったが、営業損失の内訳は、国内事業は1.21億円(前年同期比5.3%増)の営業利益、海外事業が1.62億円(前年同期は1.15億円の損失)の営業損失となっている。
経常損失は0.55億円(前年同期は0.38億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.78億円(前期は0.69億円の損失)となった。

国内事業は、サブスクリプション型プロダクトを中心に売上高が順調に増加し、粗利益も13.1%増加したものの、ベトナム開発会社を子会社し、ベトナム開発拠点を2拠点に増強して開発体制を強化したことにより、営業利益は5.3%の増加にとどまった。また、中国向けの越境EC及びインバウンド市場は、消費財メーカーを中心に、インフルエンサーの発信力を活用したプロモーション等の支援を行い、独自プロダクトである「チャイナタッチ」の売上高が順調に増加するなど、中国向けプロモーション領域の成功事例を元に拡販を進めている。
一方、海外事業は、2018年12月期第2四半期以降、利益率の低い海外SNS広告を実施しないこととして事業の選択と集中を行った影響により、売上高は前年同期を下回る形となったが、新しいビジネスモデルに変更したCREADITSRのサブスクリプション売上高は順調に伸長しており、海外事業も今期中の単月黒字化を見込んでいる。

2019年12月通期の業績予想については、売上高が前期比3.0%増の42.10億円、営業利益が2.51億円、経常利益が2.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益1.46億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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