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【市況】東京株式(前引け)=続急落、米中摩擦懸念を背景にリスク回避売り加速

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 5日前引けの日経平均株価は前営業日比496円29銭安の2万590円87銭と続急落。前場の東証1部の売買高概算は6億9695万株、売買代金概算は1兆1553億2000万円。値上がり銘柄数は132、対して値下がり銘柄数は1988、変わらずは28銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、米中貿易協議の先行きに対する懸念が高まるなかリスク回避の売りが集中した。外国為替市場で1ドル=106円近辺まで急速に円高に振れたことが全般の下げを助長、日経平均は500円近い下げをみせ、前週末との合計で下げ幅が900円を上回った。トランプ米大統領が中国への追加関税第4弾の発動を表明したが、これに対し中国側も報復措置をとる構えで、両国間の協議は暗礁に乗り上げる形となっている。業種別には33業種全面安で、電機、化学、鉄鋼など世界景気敏感株への売り圧力が強い。個別も東証1部全体の9割を超える銘柄が下落。売買代金は1兆1000億円台と増勢。

 個別ではソニー<6758>が軟調、任天堂<7974>も安い。東京エレクトロン<8035>など半導体関連やトヨタ自動車<7203>など自動車株にも売りがかさんだ。神戸製鋼所<5406>、ヤフー<4689>が急落、ミネベアミツミ<6479>も大幅安に売られた。半面、アシックス<7936>が大幅高、ゴールドウイン<8111>も値を飛ばした。ワコム<6727>、カプコン<9697>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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