【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):村田製、ALBERT、日触媒
村田製 <日足> 「株探」多機能チャートより
村田製作所 <6981> が大幅反発。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比26.6%増の632億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の積層セラミックコンデンサーが車載向けで増加したほか、樹脂多層基板が高性能スマートフォン向けに大きく伸びたことが寄与。高付加価値品の販売拡大に加え、原価低減や円安効果なども大幅増益に貢献した。
■ALBERT <3906> 11,000円 +60 円 (+0.6%) 本日終値
ALBERT<3906>は大幅続伸、地合い悪のなかも大きく買い優勢に傾いた。同社が31日取引終了後に発表した19年1~6月期単独決算は営業利益が前年同期比2.9倍の7700万円となった。また同日、三井住友フィナンシャルグループ<8316>と新たな金融サービスの開発や業務高度化を目的とする業務提携を発表、これを材料視する買いを誘導した。テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現で目先底入れのタイミングにある。
■日本触媒 <4114> 6,120円 -990 円 (-13.9%) 本日終値 東証1部 下落率3位
日本触媒<4114>が急落し年初来安値を更新。7月31日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を3450億円から3250億円(前期比4.1%減)へ、営業利益を265億円から175億円(同33.1%減)へ、純利益を240億円から160億円(同32.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。製品の海外市況が想定よりも低位に推移している一方、原料価格が想定より高い水準にあり、スプレッドが縮小していることが要因という。また、米中貿易摩擦の影響などで需要が減少し、販売数量が想定を下回る見通しであることも売上高・利益を押し下げるとしている。
■洋缶HD <5901> 1,705円 -204 円 (-10.7%) 本日終値 東証1部 下落率7位
31日に決算を発表。「今期最終を一転73%減益に下方修正」が嫌気された。
東洋製罐グループホールディングス <5901> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は58.6億円の赤字(前年同期は82.9億円の黒字)に転落した。併せて、通期の同利益を従来予想の250億円→55億円(前期は202億円)に78.0%下方修正し、一転して72.9%減益見通しとなった。
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■北陸電力 <9505> 701円 -81 円 (-10.4%) 本日終値 東証1部 下落率8位
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は39%減益で着地、未定だった上期配当は無配継続」が嫌気された。
北陸電力 <9505> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比39.4%減の56.4億円に落ち込み、通期計画の200億円に対する進捗率は5年平均の90.4%を下回る28.2%にとどまった。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。
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■島精機製作所 <6222> 2,906円 -299 円 (-9.3%) 本日終値 東証1部 下落率9位
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。
島精機製作所 <6222> が7月31日大引け後(15:10)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は9.4億円の赤字(前年同期は36.7億円の黒字)に転落した。
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■東芝機械 <6104> 2,198円 -216 円 (-9.0%) 本日終値
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
東芝機械 <6104> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4億円の赤字(前年同期は1.6億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
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■コーセー <4922> 17,050円 -1,560 円 (-8.4%) 本日終値
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は30%減益で着地」が嫌気された。
コーセー <4922> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比30.4%減の130億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の318億円に対する進捗率は40.9%にとどまり、5年平均の49.4%も下回った。
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■ユナイテッド <2497> 1,300円 -114 円 (-8.1%) 本日終値
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は87%減益で着地」が嫌気された。
ユナイテッド <2497> [東証M] が7月31日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比86.5%減の16.6億円に大きく落ち込んだ。
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■EIZO <6737> 3,695円 -320 円 (-8.0%) 本日終値
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)営業は赤字転落で着地」が嫌気された。
EIZO <6737> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は8900万円の赤字(前年同期は7億5400万円の黒字)に転落した。
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●ストップ高銘柄
ヤマト <1967> 666円 +100 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
ウェーブHD <7940> 797円 +100 円 (+14.4%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
GMOペパボ <3633> 3,140円 -700 円 (-18.2%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース