【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:野村、TDK、武田
TDK <日足> 「株探」多機能チャートより
日本エム・ディ・エム <7600> が急反騰し、年初来高値を更新した。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比43.2%増の6.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。米国で人工膝関節製品が好調だったほか、国内では人工股関節製品や骨接合材料の販売が伸びたことが寄与。販管費を抑制したことも増益につながった。上期計画の7.8億円に対する進捗率は80.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■トーカロ <3433> 914円 +94 円 (+11.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率4位
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は27%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。
トーカロ <3433> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.8%減の20億円に減ったが、4-9月期(上期)計画の27億円に対する進捗率は74.3%に達し、5年平均の55.0%も上回った。
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■日本調剤 <3341> 3,685円 +375 円 (+11.3%) 11:30現在 東証1部 上昇率5位
日本調剤 <3341> が急反騰。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.3倍の17.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。医薬品製造販売事業の収益が急拡大したことが寄与。収益性を重視した販売戦略が奏功したうえ、6月には医薬品の新製品8品目を発売した。また、主力の調剤薬局事業で新規出店店舗を中心に処方せんの枚数や単価が上昇したほか、医療従事者派遣・紹介事業では薬剤師の派遣・紹介に加え、医師紹介の実績が大きく伸びたことも大幅増益に貢献した。
■三井E&S <7003> 1,060円 +99 円 (+10.3%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
三井E&Sホールディングス <7003> が急反騰。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比31.1%増の39.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。エンジニアリング部門の営業損益が前年同期の11.1億円の赤字から11.9億円の黒字に急浮上したことが寄与。円高が進んだことで海外現地工事費が減少したことなどが損益改善の要因となった。
■野村ホールディングス <8604> 374.2円 +30.6 円 (+8.9%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
野村ホールディングス <8604> が急反発。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比5.5倍の748億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。米州を中心に債券ビジネスが拡大し、ホールセール部門の税引き前損益が前年同期の74億円の赤字から200億円の黒字に急浮上したことが寄与。アメリカン・センチュリー・インベストメンツ関連損益が改善したことも大幅増益に貢献した。
■デクセリアルズ <4980> 786円 +63 円 (+8.7%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
デクセリアルズ <4980> が続急伸。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比30.6%増の8.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。光学材料部品セグメントで光学フィルムの販売が大きく伸びたことに加え、電子材料部品セグメントでは粒子整列型異方性導電膜が拡大したことが寄与。上期計画の16億円に対する進捗率は53.9%となり、第1四半期業績が堅調なスタートを切ったことを評価する買いが向かった。
■TDK <6762> 9,200円 +730 円 (+8.6%) 11:30現在
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は4%増益で着地」が好感された。
TDK <6762> が7月31日大引け後(15:00)に決算(米国会計基準)を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比4.1%増の247億円に伸びたが、通期計画の1180億円に対する進捗率は20.9%となり、5年平均の16.3%とほぼ同水準だった。
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■リケンテクノス <4220> 550円 +38 円 (+7.4%) 11:30現在
31日に発表した「4.31%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の4.31%にあたる280万株(金額で16億8000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月7日から10月31日まで。
■G-7ホールディングス <7508> 3,165円 +197 円 (+6.6%) 11:30現在
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は42%増益で着地」が好感された。
G-7ホールディングス <7508> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比42.4%増の13.3億円に拡大し、通期計画の55億円に対する進捗率は5年平均の17.1%を上回る24.3%に達した。
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■トランス・コスモス <9715> 2,484円 +147 円 (+6.3%) 11:30現在
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)営業は黒字浮上で着地」が好感された。
トランス・コスモス <9715> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は13.6億円の黒字(前年同期は400万円の赤字)に浮上して着地した。
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■イエローハット <9882> 1,477円 +80 円 (+5.7%) 11:30現在
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は33%増益で着地」が好感された。
イエローハット <9882> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.4%増の24.2億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の44億円に対する進捗率は55.0%となり、5年平均の52.5%とほぼ同水準だった。
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■テクマトリックス <3762> 2,310円 +124 円 (+5.7%) 11:30現在
テクマトリックス<3762>が全体下げ相場に抗して続伸し、年初来高値を更新。25日移動平均線を足場に上値指向を強めている。同社はITシステム構築を手掛け、標的型攻撃などサイバー攻撃の脅威が高まるなかセキュリティ関連機能で優位性を持つ負荷分散装置などで強みを持ち、収益に反映させている。医療分野向けクラウドサービスなども好調だ。同社が31日取引終了後に発表した19年4~6月期決算は営業利益が前年同期比58%増の5億5900万円と大幅な伸びを達成しており、これを材料視する買いを引き寄せている。
■ノジマ <7419> 1,854円 +95 円 (+5.4%) 11:30現在
ノジマ <7419> が急反発。7月31日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比15.0%増の41.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の家電専門店でエアコン、冷蔵庫、洗濯機、パソコンなどが好調だったことに加え、コンサルティングセールスが奏功し、利益率の高い新商品や白物家電の販売が伸びたことが寄与。生産性の向上が進み、インターネット事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。
■武田薬品工業 <4502> 3,825円 +190 円 (+5.2%) 11:30現在
31日に決算を発表。「今期税引き前を赤字縮小に上方修正」が好感された。
武田薬品工業 <4502> が7月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は251億円の赤字(前年同期は938億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の3690億円の赤字→3420億円の赤字(前期は948億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
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■豊田通商 <8015> 3,335円 +165 円 (+5.2%) 11:30現在
31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は19%増益で着地」が好感された。
豊田通商 <8015> が7月31日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比18.7%増の815億円に伸びた。
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●ストップ高銘柄
なし
●ストップ安銘柄
GMOペパボ <3633> 3,140円 -700 円 (-18.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース