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【通貨】外為サマリー:1ドル108円10銭台で推移、日米通商交渉の実務者協議を見極めへ

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円15銭前後と前日の午後5時時点に比べ5銭程度のドル高・円安となっている。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円23銭前後と前日に比べて30銭強のドル高・円安で取引を終えた。一部で米中貿易協議が近く再開すると報じられ進展期待が高まったほか、トランプ米大統領と与野党の議会指導部が連邦政府の歳出と債務の拡大で合意したことにより米国債のデフォルト(債務不履行)リスクが遠のいたことがドルの買い手掛かりとなった。

 ただ、東京市場に移ってからはドル買いが一服し、前日のNY市場でつけた高値108円29銭を抜けない状況。日経平均株価の上昇がドルの下支えとなっているものの、きょうから26日までワシントンで日米通商交渉の実務者協議が開かれることから積極的には上値を追いにくいもよう。また、英与党・保守党の新党首となった強硬離脱派のジョンソン前外相がきょう英首相に就任し、演説を行う予定であることも動きにくさにつながっているようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1147ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=120円56銭前後と同40銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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