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【市況】<マ-ケット日報> 2019年7月23日

 23日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比204円高の2万1620円で今月12日以来の高値となった。前日の米株反発や円安進行、米国のファーウェイ制裁緩和への思惑から、半導体・電子部品関連株の上昇が全体相場をけん引した。半導体市況の底入れ観測も追い風となっており、年後半の緩やかな景気回復を買うような展開となっていった。

 昨日の米国市場はハイテク株への業績期待からダウ平均は反発した。今週は主要500社のうち2割以上が4-6月決算を発表する予定。GAFAのうちアルファベット、アマゾン、フェイスブックが入っており期待が広がっている。一部報道で米政府の債務上限引き上げが議会で合意すると伝わりダウ平均は70ドルほど値上がりする場面があった。米国株は最高値更新後の微調整が目先的に一巡しつつある模様。

 さて、東京市場は前日の米国のハイテク株買いの流れに乗って序盤から日経平均は上げ幅を拡大。2万1500円の心理的なフシ目を破って更に上値を伸ばす展開となった。トランプ大統領が米企業のファーウェイへのIT製品販売再開を認めるニュアンスの発言をしたことはかなり前向きに捉えられたようである。日経平均はチャート上でも200日移動平均線(2万1535円)を再度クリアする動きとなっておりにわかにトレンドは改善しつつある。(ストック・データバンク 編集部)

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