【材料】ヘリオスが急反発、大日住薬との加齢黄斑変性治療法の共同開発体制を変更
ヘリオス <日足> 「株探」多機能チャートより
そうしたなか、同社は13日取引終了後に、臨床開発の経営資源を体性幹細胞再生医薬品分野で実施中の2つの治験に短期的に集中するとともに、大日住薬とのiPS細胞由来RPE細胞による治療法の共同開発体制の見直しを決定したことを発表。これまでは同社が主体となって治験を行い、製造販売承認申請などを行う体制にあったが、今後は大日住薬が主体となり治験を実施することが効率的と判断、大日住薬及び同社の両社がそれぞれ製造販売承認申請を検討する、という形に変更するというもの。
共同開発体制の変更に伴い、大日住薬から同社に支払われるマイルストン金は総額16億円から10億円(うち7億円は受領済み)に変更となる。一方、費用負担についても柔軟性を持たせる枠組みへ変更したが、両社の開発戦略に関わるため枠組みの詳細は非公表としている。これと併せて遺伝子編集技術により免疫抑制剤の使用が不要、あるいは最小で済むような次世代iPS細胞の作製も進行していることも開示しており、これらの発表を株価はポジティブ評価している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)