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【市況】<マ-ケット日報> 2019年6月12日

 12日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比74円安の2万1129円だった。米国株や中国などアジア株の下げを受けて戻り待ちの売り物に押されてしまった。取引時間中はプラス圏で推移する場面があったものの、新規の買い材料が不在で勢いは続かなかった。東証1部の売買代金は5日連続の2兆円割れ。売り方の買い戻し以外、実需の買いが依然として少ないままである。

 昨日の米国市場は急ピッチな連騰による高値警戒感からダウ平均が7日ぶりに小反落した。中国の投資促進策を好感して買い先行(一時185ドル高)のスタートとなったが、連騰による警戒感が意識され次第に利食い売りに押され、午後はマイナス圏へと落ちてしまった。ダウ平均は直近6日間で1247ドルも上げており当然の上げ一服だったといえそうだ。

 さて、東京市場は序盤の売り物をこなした後は寄り前に発表された4月の機械受注を好感して小幅なプラス圏へと浮上。意外に底堅いところを見せていた。しかし、中国上海株の下げや円高進行を受けて徐々に戻り売りに押され出し後場はマイナス圏へ。現時点で米国と中国の首脳会談が決まっていないこともあって買い方の慎重姿勢に変わりは見られなかった。個別ではNEC <6701> 会談が決まっていないこともあって買い方の慎重姿勢に変わりは見られなかった。個別ではNEC <6701> 、HOYA <7741> 、NTT <9432> が年初来高値を更新。一方、大正製薬HD <4581> 、国土開発 <1887> が年初来安値を更新している。(ストック・データバンク 編集部)

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