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【市況】概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、弱い経済指標が圧迫材料

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 97204.85 +1.26%
6日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1206.10ポイント高(+1.26%)の97204.85で取引を終えた。96001.79から97461.97まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が好感された。5月の自動車販売台数は24万5440台となり、前月の23万1936台を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。ほかに、米株高がブラジル株にも買い安心感を与えた

【ロシア】MICEX指数 2728.25 +0.98%
6日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比26.41ポイント高(+0.98%)の2728.25で取引を終了した。2700.30から2731.73まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。利下げ観測が好感された。ロシア中央銀行は6日、近く利下げする可能性を示唆した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 39529.72 -1.38%
6日のインドSENSEX指数は続落。前日比553.82ポイント安(-1.38%)の39529.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.90ポイント安(-1.48%)の11843.75で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。弱い経済指標が圧迫材料。5月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)は50.2となり、前月の51を下回ったほか、1年ぶりの低水準を記録。インドの国内総生産(GDP)に占めるサービス業のウエートが高いため、一段の景気減速懸念が高まっている。また、中国本土や東京市場が軟調な展開を示したことも、インド株の売り圧力を強めた。

【中国本土】上海総合指数 2827.80 -1.17%
6日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比33.62ポイント安(-1.17%)の2827.80ポイントと6日続落した。約3カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
米中貿易戦争の長期化・激化に対する警戒感が重し。貿易摩擦を背景に、中国景気の先行き不安が改めて意識されている。国際通貨基金(IMF)は5日、中国の2019年の国内総生産(GDP)成長率予想を6.2%に0.1ポイント下方修正した(4月時点で6.3%予想)。また、あす(7日)は端午節で休場。連休を前に、買いを手控えるスタンスも強まった。

《CS》

 提供:フィスコ

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