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【市況】<マ-ケット日報> 2019年6月5日

 5日の市場は日経平均が6日ぶりに大幅反発。終値は前日比367円高の2万776円だった。日経平均の1日の上げ幅としては新年度(4月)以降で最大。前日の米国株が大きく上げたことで悲観色が後退し売り方の買い戻しが幅広く入った。一方、米FRB議長が金融緩和的な発言をしているため円相場は高止まりしたまま。これが買い一巡後の相場の上値を重くさせたようである。

 昨日の米国市場は貿易摩擦激化懸念が後退してダウ平均は大幅続伸。500ドルを超える上げ幅は今年2番目の規模で目先的には下げ止まった形を示している。この日は中国政府高官が米中貿易交渉に前向きな発言をしたほか、メキシコの経済相が関税回避に向けて米国と交渉開始したことが直接の材料に。また、FRB議長が貿易摩擦が続けば金融緩和を検討すると示唆したことも大きくプラスに働いた。

 さて、東京市場は極端なリスクオフの動きが後退して本日は買い戻し一辺倒の展開となった。前引けには日経平均の上げ幅が400円近くまで達するなど久々に明るさを取り戻している。一方、株高の割に円安はほとんど進行せず後場の上値を重くさせる一因に。中国上海株も動きは鈍く全方位でリスクオフの動きが止まったとは言えない状態だ。売り方の買い戻しの後は再び買い手不足に陥る可能性が高く、このリバウンド相場に素直について行く必要はまだなさそう。日経平均が2万1000円のカベを超えるにはもっと明確な買い材料が欲しいところである。(ストック・データバンク 編集部)

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