【特集】<話題の焦点>=CO2削減の切り札に期待、注目集めるCCS関連株
日揮 <日足> 「株探」多機能チャートより
同技術は、石油開発の際などの活用で実績があるが、特に日本では火力発電などで排出されるCO2を回収し、隔離貯蔵することへの期待が高まっている。コスト面やCO2貯蔵場所の確保などが課題となっているが、経済産業省は日本でのCCS技術の確立に向け北海道の苫小牧で実証試験を行っており、20年代に本格的な実用化が目指されている。また、この技術は「CO2フリー水素」を製造する際などに活用されることも期待されている。
CCSの関連銘柄には、日揮<1963>や千代田化工建設<6366>などプラント企業、国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など石油関連企業、三菱ガス化学<4182>や三菱マテリアル<5711>など化学、非鉄企業、関西電力<9503>、北海道電力<9509>など電力会社がある。また、水素関連では岩谷産業<8088>や川崎重工業<7012>なども注目される。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2019年05月24日 08時54分