【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ブレインP、ディーエヌエ、オープンドア
ブレインP <日足> 「株探」多機能チャートより
10日に決算を発表。「今期経常は5%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。
レック <7874> が5月10日大引け後(18:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比2.0%増の41.8億円になり、20年3月期も前期比5.2%増の44億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。22期連続増収、4期連続増益になる。
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■グレイステクノロジー <6541> 2,342円 +400 円 (+20.6%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率4位
グレイステクノロジー <6541> がストップ化か。10日大引け後に発表した19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比38.7%増の5.7億円に伸び、従来予想の4.9億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比30.5%増の7.4億円に拡大し、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はクラウド型マニュアル管理システム「e-manual」の導入を進めるほか、次世代AIマニュアル「Grace Vision」の販売を伸ばし、24.7%の大幅増収を見込む。併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を7円実施するとし、今期の年間配当は未定としたことも評価材料となった。
■ハーバー研究所 <4925> 8,900円 +1,500 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
ハーバー研究所 <4925> [JQ] が急反騰し、年初来高値を更新した。10日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益が前の期比29.7%増の31億円に拡大し、従来予想の25億円を上回って着地ことが買い材料視された。特定の地域エリアでの広告戦略の最適化やテレビCM・ネット広告・プロモーションの継続が奏功し、新規顧客が増えた。品目別では主力の基礎化粧品が伸びたほか、栄養補助食品・雑貨は2ケタ増収を達成した。また、販売ルート別ではインバウンド需要の取り込んだ百貨店向け、新規出店効果などで直営店の販売が好調だった。続く20年3月期の経常利益は前期比2.3%増の31.7億円を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
■TOYO TIRE <5105> 1,325円 +199 円 (+17.7%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
10日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は10%増益で着地」が好感された。
TOYO TIRE <5105> が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比10.4%増の94億円に伸び、1-6月期(上期)計画の155億円に対する進捗率は60.7%に達し、5年平均の46.9%も上回った。
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■インテージH <4326> 1,048円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率8位
インテージホールディングス <4326> がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。10日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.41%にあたる100万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施し、取得した全株を5月31日付で消却すると発表。これを受けて株主還元の拡充を好感する買いが向かった。併せて発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比2.2%減の42.1億円だったが、20年3月期は前期比6.8%増の45億円と3期ぶりに最高益更新を見込むことも評価材料となった。前期はヘルスケア関連のマーケティング支援で医療用医薬品のカスタムリサーチと一般用医薬品のパネル調査が好調だった。今期は引き続き新たなサービスやソリューションの開発などに取り組み、持続的な成長を目指す。
■ブレインパッド <3655> 7,170円 +1,000 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率9位
ブレインパッド <3655> がストップ高。10日大引け後に発表した19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結経常利益が前年同期比2.1倍の9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力のアナリティクス事業で案件の大型化・長期化が進んだことに加え、効率的なプロジェクト管理で採算も改善したことが寄与。また、ソリューション事業では機械学習・予測分析システムを活用した分析支援案件などの受注が好調だった。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8.3億円(予想レンジ中値)→11.5億円に37.7%上方修正。増益率が40.1%増→93.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
■ジェイエイシ <2124> 3,140円 +399 円 (+14.6%) 本日終値
ジェイエイシーリクルートメント <2124> が高い。10日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比59.1%増の21.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の国内人材紹介事業で前期第4四半期に成約した案件などが寄与し、25.1%の大幅増収を達成した。業種別では電気・機械・化学、消費・サービス、IT関連などが大きく伸びた。上期計画の27.2億円に対する進捗率は77.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ディー・エヌ・エー <2432> 2,021円 +255 円 (+14.4%) 本日終値
ディー・エヌ・エー<2432>は急騰。前週末10日取引終了後に発表した19年3月期の営業利益はスマートフォンゲームの落ち込みが響いて前期比51%減の135億1200万円と低調だったが、これについては株価に織り込みが進んでいた。一方、同日に発行済み株式数(自社株を除く)の26.14%にあたる3800万株、500億円を上限とする自社株買いを実施することを発表(買い付け期間は5月13日から20年4月30日まで)、これがインパクトのある買い材料として株価を押し上げている。
■東洋炭素 <5310> 2,259円 +257 円 (+12.8%) 本日終値
10日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は24%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。
東洋炭素 <5310> が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比24.3%減の17.6億円に減ったが、1-6月期(上期)計画の24億円に対する進捗率は73.7%に達し、5年平均の50.7%も上回った。
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■オープンドア <3926> 3,440円 +390 円 (+12.8%) 本日終値
オープンドア<3926>が続急伸。前週末10日の取引終了後に発表した20年3月期業績予想で、売上高60億円(前期比20.7%増)、営業利益22億円(同29.2%増)、純利益13億2000万円(同20.1%増)と大幅増益を見込んでいることが好感された。引き続きテレビCMの実施などで認知率の向上を図るほか、既存メニューの強化やプロのクチコミをトラベルコがランキングする 「トラベルコまとめ」掲載都市数の拡大などを図り、売上高・利益の増加を目指すとしている。なお、19年3月期決算は、売上高49億6900万円(前の期比23.9%増)、営業利益17億300万円(同47.4%増)、純利益10億9900万円(同45.3%増)だった。
株探ニュース