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【市況】<マ-ケット日報> 2019年4月17日

 17日の市場は日経平均が5日続伸。終値は前日比56円高の2万2277円で、4日連続の年初来高値更新となった。株価水準は昨年12月3日以来の高さ。前日の米株高や中国の経済指標を好感して終日堅調に推移した。本日は東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスも2日ぶりに年初来高値を更新。米国株にけん引されたじり高基調が続いている。

 昨日の米国市場は主要企業の決算を好感してダウ平均が反発。昨年10月上旬以来の高値で取引を終えた。J&Jの決算が事前予想を大きく上回り通期見通しも上方修正。内需が底堅いと見て市場には買い安心感が広がった。IT・ハイテク株への買いも根強くナスダック指数は8000ポイントの大台を回復。あと110ポイント(1.3%)高で過去最高値を更新する。

 さて、東京市場は米中の株高や良好なファンダメンタルズに後押しされて日経平均が5連騰。日米通商交渉もここまでは無難に通過し過度な警戒感も後退した。中国が発表した3月の鉱工業生産はプラス8.5%と事前予想の5.9%を大きく上回った。中国景気がボトムアウトしつつあり買いやすさが広がっている。もっとも短期的な過熱感も意識され出しており上げ幅はやや限定的。この先、ケイ線的には昨年11月高値(2万2583円)、同12月高値(2万2698円)が控えており、一気に買い進みにくい状況にもある。(ストック・データバンク 編集部)

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