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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2019年3月22日

 今週の日経平均終値は21627円34銭、前週末比176円49銭高でした。

 米国、中国など落ち着いた外部環境に支えられて今週も日経平均は上昇しました。出来高が少なく投資主体に目立った変化(新規の買い手の登場)が見られませんが、決算対策売りが一巡した後の配当権利取りの買いで底堅く推移した印象があります。週足チャートで見る日経平均は先々週の週足大陰線の中に先週、今週の足が収まるなど方向感が出にくい状態となっています。約2カ月に渡る戻り相場の末に示現した大陰線なのでそれなりのピーク感はあるでしょう。加えて26週移動平均線(2万1470円)、52週移動平均線(2万1970円)があって戻り売りが出やすい状況にもあります。日経平均は今くらいの価格帯でもみ合うのが現状では精一杯なのではないでしょうか。ただ、米国株が金融緩和的な株高の動きに入ってくるとすると、4月新年度以降は2万2000円台に再チャレンジしてくる可能性も考えられます。円高というマイナス要因があるため大きな上げ相場に入る可能性は低いでしょうが、今、世界では金融緩和的な動きを先取りしたリスク資産買いが始まっており、マクロ的な流れでは強気に傾きやすい地合いにあると考えられます。(ストック・データバンク 編集部)

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