【市況】20日の株式相場見通し=FOMCを前に買い手控え、日経平均はもちあい弱含みに
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
19日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比26.72ドル安の2万5887.38ドルと5日ぶりに反落した。米中貿易交渉への警戒感が浮上し、NYダウは下落。一時、190ドルを超す上昇となる場面があったが、引けにかけ値を消した。ただ、半導体株などの上昇を受けナスダック指数は3日続伸している。アップルやネットフリックス、ディズニー、ベライゾン・コミュニケーションズが安く、テスラも値を下げた。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイシズが急伸したほか、エヌビディアやブロードコムなど半導体株が上昇。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやユナイテッドヘルス・グループなどヘルスケア株も値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同9.468ポイント高の7723.946と3日続伸。
日程面では、ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業、ならびにIT人材育成、ゲーム・動画制作などを手掛けるギークス<7060>が東証マザーズ市場に新規上場する。
このほかに、3月の月例経済報告、日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22~23日開催分)、18日時点の給油所の石油製品価格、2月の全国コンビニエンスストア売上高に注目。海外では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)