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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オプトHD、UTグループ、メルカリ

オプトHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■オプトホールディング <2389>  2,003円  +400 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ネット広告代理店のオプトホールディング <2389> がストップ高。7日大引け後に発表した18年12月期の連結最終利益は前の期比90.1%増の19.2億円に拡大し、従来予想の14億円を上回って着地したことが買い材料視された。売上高は計画を下回ったものの、米国子会社における投資組合運用益発生や持分法適用会社の損益改善に加え、連結子会社の事業譲渡益や持分法関連会社の株式売却益が発生したことが利益を押し上げた。併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を前の期比7円増の19円実施するとしたことも好感された。なお、19年12月期の業績見通しについては売上高(935億円、前期比7.2%増)以外は開示しなかった。

■ピーエス三菱 <1871>  676円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 ピーエス三菱 <1871> がストップ高。7日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の39.4億円→66億円に67.5%上方修正。従来の26.3%減益予想から一転して23.4%増益を見込み、一気に25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事の進捗が想定を下回るものの、土木事業を中心に工事採算が改善することが上振れの要因となる。前日終値ベースの予想PERが9.6倍→5.4倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■日総工産 <6569>  2,480円  +355 円 (+16.7%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 日総工産 <6569> が急騰。7日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の21.4億円→27.9億円に30.5%上方修正。増益率が20.4%増→57.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の製造業派遣・請負で輸送機器や電子部品を中心とする高単価企業への配属を進めたことが寄与。採用効率の向上や販管費の低減なども上振れに貢献する。

■UTグループ <2146>  2,358円  +301 円 (+14.6%)  本日終値
 UTグループ <2146> [JQ]が急騰。7日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の69億円→80億円に15.9%上方修正。増益率が32.1%増→53.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。自動車関連分野を中心に期間工から派遣への切り替え需要が拡大するなか、高単価・大ロット案件への集約が進み、採算が向上することが利益を押し上げる。同時に発表した4-12月期(第3四半期累計)経常利益は前年同期比67.8%増の59.2億円だった。

■スシローGH <3563>  7,180円  +680 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 スシローグローバルホールディングス <3563> が続急伸し、上場来高値を更新した。7日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年9月期第1四半期(10-12月)の連結税引き前利益が前年同期比45.2%増の40.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。回転すし店「スシロー」の出店継続で前年同期と比べ39店舗増加したほか、既存店売上高も10月が前年比10.7%増、11月8.6%増、12月7.9%増と好調だったことが寄与。キャンペーン開催や商品強化などが奏功し、客単価が上昇したことも業績を押し上げた。

■ヨシックス <3221>  3,310円  +280 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が25%増益で着地・10-12月期も34%増益」が好感された。
 ヨシックス <3221> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比25.2%増の18.1億円に伸び、通期計画の22.4億円に対する進捗率は81.0%に達し、4年平均の75.2%も上回った。
  ⇒⇒ヨシックスの詳しい業績推移表を見る

■アルプス技研 <4641>  1,951円  +138 円 (+7.6%)  本日終値
 アルプス技研 <4641> が続急伸。7日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比10.1%増の36億円で着地。続く19年12月期も前期比7.1%増の38.6億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主要顧客の製造業大手で世界景気の減速による影響が懸念されるものの、足もとの派遣要請は引き続き好調で、売上高は8.2%の増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を68円→80円に増額したことも好感された。今期は前期の記念配当10円を落とし、普通配当70円にする方針とした。併せて、21年12月期に経常利益41.2億円を目指す中期経営計画も発表している。

■東芝テック <6588>  2,880円  +183 円 (+6.8%)  本日終値
 東芝テック<6588>が急反発。7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を180億円から190億円(前期比22.6%減)へ、純利益を80億円から100億円(同42.9%減)へ上方修正したことが好感された。米州や欧州で売り上げが想定を下回ったことから、売上高を5000億円から4900億円(同4.5%減)へ下方修正したが、売り上げ構成の改善などでPOSシステムなどリテールソリューション事業の損益が想定よりも堅調に推移したことが利益を押し上げた。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高3544億1700万円(前年同期比4.7%減)、営業利益141億300万円(同18.1%減)、純利益91億6800万円(同22.1%減)だった。

■クレハ <4023>  7,090円  +410 円 (+6.1%)  本日終値
 クレハ<4023>は急伸して一時、前日比730円(10.9%)高の7410円に買われている。7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を140億円から155億円(前期比19.5%増)へ、純利益を105億円から120億円(同23.7%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は従来予想の1500億円(同1.8%増)を据え置いたものの、機能製品事業などで付加価値の高い製品の売り上げが増加したことが利益を押し上げた。また、販管費の減少も寄与した。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高1108億1100万円(前年同期比0.5%増)、営業利益138億9600万円(同11.2%増)、純利益111億1200万円(同16.7%増)だった。

■メルカリ <4385>  2,455円  +133 円 (+5.7%)  本日終値
 メルカリ<4385>が大幅続伸。同社は7日取引終了後に19年6月期第2四半期(10~12月)決算を発表しており、営業損益は11億4100億円の赤字となり第1四半期(7~9月)の同25億1300万円の赤字から損失幅が縮小した。特に、日本での国内流通総額(GMV)は1289億円(前年同期比48.7%増)で、国内売上高も122億円(同43.6%増)と大幅に伸びた。米国事業は赤字が続いているものの、この日は国内事業の成長を再評価する買いが流入した。

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