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【市況】<マ-ケット日報> 2019年1月22日

 22日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比96円安の2万622円だった。手掛かり材料の乏しいなか、日経平均が前日に2万1000円のフシ目に接近したため手じまい売りが出やすくなっていたようだ。中国を始めアジア株全般が値下がりしていたことも手控え要因に。東証1部の売買代金1.7兆円は5カ月ぶりの低水準となっている。

 昨日の米国市場はキング牧師誕生日で休場。代わって注目された欧州市場は材料難から総じて小幅安で取引を終えている。外国為替市場に目立った変化はなく、大阪取引所の日経平均先物夜間取引もほぼ横ばいの動きとなった。

 さて、東京市場は前日までの海外市場に目立った変化がなく日経平均は小高く始まったが、それ以降は国内の材料が不在でじわじわと戻り売りに押される展開となった。中頃に中国上海株が下げ幅を広げると連れて日経平均も下げ拡大へ。円相場もやや高めに推移し結局は冴えない印象の強い1日となってしまった。今のところ日経平均の日足チャートはまだ25日移動平均線(2万514円)の上に株価がありリバウンドの流れは継続中。しかし、東証1部の出来高が連日で本年最低を記録する状態は健全ではなく、今後の上値の乏しさを印象付けている。個別ではTOBでの自社株買いを発表した新明和 <7224> が大幅高。一方、中国株安の影響でファナック <6954> 、コマツ <6301> が安く、サイト出店取りやめの続くZOZO <3092> も商いを伴って売られている。(ストック・データバンク 編集部)

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