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【市況】<マ-ケット日報> 2018年10月17日

 17日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比291円高の2万2841円だった。取引時間中は400円を超える上げ幅で2万3000円の大台に急接近する場面も。買い材料は前日の米国株が大幅反発となったこと。下げを主導していた米IT・ハイテク株の急激な戻りが買い安心感につながり底打ち感がにわかに広がってきた。

 昨日の米国市場は主要企業の7-9月決算を支えにダウ平均が大幅反発。上げ幅500ドル超えは今年3月下旬以来の規模となった。金融大手のGサックスやMスタンレーの事前予想を大きく上回る好決算や、9月の鉱工業生産指数、雇用関連指標が好調だったことが刺激となって買い戻しが活発化。金利上昇一服も追い風となって主要指数が軒並み2%を超える大幅高を演じている。米国株は目先的な底が入ったようである。

 さて、東京市場は昨日に続く売り方の買い戻しで日経平均が大幅続伸。米国株の戻りや為替の安定で目先的に売り材料がなくなってきた模様。チャート面でも下値が200日移動平均線(2万2502円)辺りでサポートされ、ここが押し目買いの拠り所として改めて意識されるようになっている。一方、上値は10日~11日に空けた窓下限(2万3051円)など2万3000円前後に最初のフシ目が集中。超えても半値戻りや25日移動平均線のある2万3300円辺りが目先の限界となるだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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