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【市況】米株高受けて買い先行も上値追い材料には乏しい/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22309.65 (+117.61)
TOPIX  : 1698.55 (+11.40)

[後場の投資戦略]

 前日に安値から300円以上の戻りを見せた日経平均は、米NYダウの大幅上昇を支援材料として反発した。しかし、寄り付き後は上値追いの動きが鈍く、上下の値幅も100円弱とややこう着感の強い展開となっている。日足チャートでは200日移動平均線が上値抵抗として意識されており、同線の位置する22400円に迫る場面では売りが出やすいだろう。週末要因に加え、円安が一服していることや上海総合指数が朝高後に伸び悩んでいることから買い手掛かりにも乏しい。後場は模様眺めムードが強まりそうだ。

 新興市場ではマザーズ指数が1.3%高で前場を折り返し、比較的強い動きを見せている。前日には一時932.07ptと2016年12月以来の安値水準を付けていたが、週末を前に売り方の買い戻しが入っているものと考えられる。また、新規高レーティングが観測されたヘリオス<4593>などのバイオ株が買われていることも指数の押し上げに寄与しているだろう。ジェネパ<3195>やイード<6038>はリリースを材料にストップ高を付けており、値動きの軽い小型材料株の物色は活発となっている。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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