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【材料】クオール---1Qは売上高が347.91億円、収益性が高いBPO受託事業で収益拡大を進める

クオール <日足> 「株探」多機能チャートより

クオール<3034>は7月31日、2019年3月期第1四半期(18年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.0%減の347.91億円、営業利益が同25.6%減の15.02億円、経常利益が同21.9%減の15.84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.4%減の10.98億円となった。なお、会社計画に対する第1四半期業績は、概ね当初の計画どおり進捗している。

保険薬局事業は、出店状況が新規出店2店舗、子会社化による取得8店舗の計10店舗増加した一方、閉店により4店舗減少した結果、グループ全体で店舗数は724店舗となった。薬局運営は、診療報酬・薬価改定の影響を受けながらも、ジェネリック医薬品の使用促進に注力している。また、健康をサポートするための機能を充実させ、顧客満足度の向上を図り、処方箋応需枚数の増加を目指している。

BPO受託事業は、アポプラスステーション株式会社の中核事業であるCSO事業が、MR派遣のマーケットが縮小傾向にある中、業界最多の契約社数を維持している。また、新規顧客の開拓及び既存案件の契約延長に向けて、専門性の高いMRの育成や製薬企業への営業強化に取り組んでいる。派遣紹介事業は、ホームページのリニューアルを行い、集客及び分析機能強化を図った。また、新たに医療事務・管理栄養士の派遣紹介を始め、事業の拡大を図っている。CRO事業は、受注案件の獲得増加に向け、営業力強化を図っている。

2019年3月期通期については、売上高が前期比4.5%増の1,520億円、営業利益が同12.0%減の80億円、経常利益が同14.3%減の80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.7%減の45億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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