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【市況】NY株式:NYダウは13ドル安、主要企業決算を控えて手控えムード

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は13.83ドル安の25044.29、ナスダックは21.67ポイント高の7841.87で取引を終了した。米国とイランの対立激化で地政学リスクが強まったほか、中国および欧州連合(EU)との貿易摩擦問題も先行き不透明感が根強く、売りが先行。長期金利の上昇で金融関連株が選好され、下げ場を縮小したものの、今週に発表が予定される複数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で資本財や食品・飲料・タバコが下落した。

石油サービスのハリバートン(HAL)は、営業利益が予想に届かず、下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、サプライヤー各社に過去に支払った代金の一部返金を要請したことが嫌気され軟調推移。自動車大手のフィアット・クライスラー(FCAU)は、CEOの退任が報じられ売られた。一方で、玩具メーカーのハズブロ(HAS)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)は、ヘッジファンドのサード・ポイントが同社株の取得したと報じられ堅調推移。

マーケット終了後に検索大手のアルファベット(GOOGL)が発表した4-6月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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