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【市況】<マ-ケット日報> 2018年7月17日

 17日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前週末比100円高の2万2697円で、先月15日以来、約4週間ぶりの水準まで回復した。連休中の米国株が堅調に推移したことや円相場が安値水準を保っていることで外国人の買いが継続。中国株が値下がりしている割には幅広く買われる安定した相場となった。一時は234円高まで上げ幅を広げるなど2万3000円が視野に入る状態となっている。

 昨日の米国市場は決算の良好な銀行株の上昇を受けてダウ平均は3日続伸。6月半ば以来約1カ月ぶりの高値で取引を終えた。4-6月のバンカメの決算が火つけ役となって金融株が軒並み上昇。ボーイングなどダウ平均採用銘柄の上げもあって指数を押し上げた。一方、原油相場の下げが足を引っ張り上値は限定的。S&P500種やナスダック指数は小反落となった。

 さて、連休明けの東京市場は事前予想より上げ幅を広げる意外高の展開に。CTA(商品投資顧問)やヘッジファンドなど短期筋の外国人買いが入り、日経平均が2万3000円を目指せるような状態まで一気に好転させている。本日は東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスがしっかりと上げており、出来高増と合わせ内容的には先週よりも良いものとなっている。今しばらくは戻りを試す展開となりそうだ。今週の主なスケジュールは17日(火)FRB議長証言、米6月の鉱工業生産、18日(水)6月の訪日外国人客数、米6月の住宅着工件数、19日(木)7月の月例経済報告、6月の貿易統計などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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