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【通貨】東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株高で円売りも

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

31日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。上値の重さを嫌気した売りが強まったが、日本株高の継続を背景とした円売りがドルを下支えした。

ドル・円は、前日海外市場で一時109円台を上抜けたが、短期にとどまった。その水準での上値の重さが意識され、ドルは朝方の108円90銭付近から108円半ばまで弱含む展開。ただ、日経平均株価のプラス圏推移で円売りが続いた。

ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、日本株高継続を意識したドル買い・円売りの流れは目先も続きそうだ。反面、前日発表された米1-3月期国内総生産(改定値)など経済指標の下振れが嫌気され、積極的なドル買いは手控えられよう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円108円54銭から108円91銭、ユーロ・円は126円46銭から127円08銭、ユーロ・ドルは1.1647ドルから1.1671ドルで推移した。

【要人発言】

・中国商務省
「米国との貿易摩擦を望まない」
「米中は大きな協調の機会があり、ワシントンで協議した措置の実行を望む」

【経済指標】
・日・4月鉱工業生産速報値:前月比+0.3%(予想:+1.4%、3月:+1.4%)
・中・5月製造業PMI:51.9(予想:51.4、4月:51.4)
・中・5月非製造業PMI:54.9(予想:54.8、4月:54.8)
・豪・1-3月期民間設備投資:前期比+0.4%(予想:+1.0%、10-12月期:+0.2%←-0.2%)
・豪・4月民間部門信用:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.5%)

《MK》

 提供:フィスコ

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