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【市況】個別銘柄戦略:リクルートHDや塩野義に注目

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の米国市場では、イタリアの政治不安を嫌気してNYダウが391.46ドル安の24361.45、ナスダック総合指数が37.26pt安の7396.59、シカゴ日経225先物は1ドル108円台半ばの円高を嫌気して大阪比260円安の22040円。欧州主要市場でも主要株価指数は軒並み下落しており、本日の東京市場は欧米市場に連れ安を強いられそうだ。米VIX指数が前週末比で3割近く上昇していることもあり、リスク回避の円買い・株売りがさらに株価下落を招く悪循環に陥る可能性がある。主要輸出企業の想定為替レートは1ドル105-110円に集中しており、このうち110円組を中心に業績下振れ懸念から下落は避けられないだろう。取引時間中の円安やGLOBEXでの米株先物の反転など外部環境の好転があれば先物の買い戻しや空運業や電力、紙パルプ、外食といった円高メリット銘柄に打診買いが予想されるが、輸出株の戻りは限定的とみられる。新興市場では、個人投資家が信用取引の担保に差し入れている大型株の下落で買い余力が低下するとみられ、売り優勢の地合いが予想される。格上げや目標株価の引き上げが観測されている大和ハウス<1925>、不二製油G<2607>、塩野義<4507>、ポーラオルビスHD<4927>、横浜ゴム<5101>、リクルートHD<6098>、日立建機<6305>、ホシザキ<6465>、フェローテク<6890>、京セラ<6971>、ニチコン<6996>、山九<9065>などに注目。
《US》

 提供:フィスコ

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