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【通貨】NY為替:米国株反転でリスク回避の円買い一服

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円68銭から110円33銭まで反発し、110円08銭で引けた。新興諸国通貨の下落や米朝首脳会談の実現性が薄れたことを受けた地政学的リスクの上昇を嫌気したドル売り・円買いが続いた。その後、トルコ中央銀行がリラ安是正の緊急利上げを実施し、リラ売りが一段落したことや、この日公表された5月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で利上げを急がない方針が確認されたため、米国株は反転し、リスク回避のドル売り・円買いは一服した。

ユーロ・ドルは、1.1719ドルから1.1676ドルまで下落し、1.1700ドルで引けた。イタリアの政局不安やユーロ圏の経済指標悪化を受けて、緩和策の早期解除観測は大きく後退し、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、128円34銭から129円06銭まで買われた。ポンド・ドルは、1.3306ドルから1.3365ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9903フランから0.9978フランまで上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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