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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:スシローGH、アダストリア、ファストリ

スシローGH <日足> 「株探」多機能チャートより
■スシローGH <3563>  5,400円  +290 円 (+5.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 スシローグローバルホールディングス<3563>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は3日、3月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比8.0%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったほか、2月の伸び率(0.9%増)から拡大したことが好感されているようだ。既存店客数が同3.7%増と2カ月ぶりのプラスに転じたことや、既存店客単価が同4.1%増と堅調に推移していることが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同15.6%増となり、2月の伸び率(7.9%増)から拡大している。

■西松屋チェーン <7545>  1,275円  +61 円 (+5.0%)  11:30現在
 3日、西松屋チェーン <7545> が決算を発表。18年2月期の経常利益(非連結)は前の期比11.4%減の71.3億円だったものの、19年2月期は前期比19.2%増の85億円に回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期はマタニティ用品の販売不振や人件費の増加が響いた。今期は積極的な出店で増収を確保する。不採算店舗の閉鎖や改装に加え、ITなどの活用による店舗運営の効率化で採算も改善する。決算発表と同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の0.51%にあたる32.5万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元を好感する買いも向かった。

■イオンファンタジー <4343>  5,670円  +250 円 (+4.6%)  11:30現在
 イオンファンタジー<4343>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエート」でカバレッジを開始した。目標株価は7000円とした。「国内顧客拡大と海外出店加速で最高利益更新へ」と評価している。具体的には「高度な店舗開発力・運営力や魅力的な企画サービスの提供力の強化による店舗集客力の向上」を見込み、「海外店舗数は28年2月期末2430店(17年2月期末334店)までの拡大を想定」している。18年2月期の営業利益は前期比59%増の60億円と11期ぶりの最高益を予想、19年2月期の同利益は今期推定比30%増の78億円と試算している。

■アダストリア <2685>  2,229円  +95 円 (+4.5%)  11:30現在
 アダストリア<2685>が大幅続伸している。3日の取引終了後に発表した3月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比4.4%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に気温が上昇したことで、春物を中心に売り上げを伸ばしたほか、休日が前年に比べて1日多かったこともプラスに働いた。アイテム別では、薄手のアウター類やブラウスなどを中心に、バッグやスニーカーなどのグッズも人気。なお、全店売上高は同6.5%増だった。

■北の達人 <2930>  902円  +33 円 (+3.8%)  11:30現在
 北の達人コーポレーション<2930>が大幅高で900円台を回復、きょうで遂に8連騰となった。北の快適工房を通じて健康食品や化粧品などのネット通販を手掛け、業績は急拡大している。顧客ニーズを的確にとらえたコンセプトで商品企画を行い、製造を外部委託するビジネスモデルだが、広告戦略が奏功して新規顧客の増勢が顕著だ。また、独自のマーケットデーターベースによる分析で高効率、高収益を確保している。主力製品の「カイテキオリゴ」が好調なほか、化粧品も伸びている。18年2月期営業利益は前期比2.6倍化の14億1600万円を見込むが、19年2月期はさらに大幅な伸長が期待されている。

■エービーシー・マート <2670>  7,200円  +230 円 (+3.3%)  11:30現在
 エービーシー・マート<2670>が朝方から堅調な動きとなっている。3日の取引終了後に発表した3月度概況で、既存店売上高が前年同月比6.9%増と10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に天候にも恵まれ、気温の上昇が早かったことに加えて、前年より土曜日が1日多い曜日配列だったことから好調に推移した。アイテム別では、テレビCMの効果もあり、レディース・パンプス、ビジネスシューズが堅調だった。なお、全店売上高は同7.9%増だった。

■リミックスポイント <3825>  907円  +17 円 (+1.9%)  11:30現在
 リミックスポイント <3825> [東証2]が4日続伸。3日、国内やアジアで仮想通貨取引所を展開する子会社ビットポイントジャパンの株式の一部を、香港マディソン・ホールディングスに売却することで基本合意したと発表しており、これが好材料視されたようだ。マディソン・ホールディングスはアジアやヨーロッパでフィンテック関連企業と提携関係を持つ金融持ち株企業。同社は今回の資本提携を通じ、ビットポイントジャパンのグローバル展開を加速する構えである。なお、今回の基本合意により譲渡されるビットポイントジャパンの株式は20%の予定で、引き続き同社の連結子会社となる。

■ファーストリテイリング <9983>  44,650円  +760 円 (+1.7%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が5日続伸。3日の取引終了後に発表した3月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店売上高が前年同月比13.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温が高い日が多かったことに加えて、テレビCM効果もあり、春夏商品やジーンズの販売が好調に推移した。客数が同7.7%増と2カ月連続で伸長したほか、客単価も同4.9%増と堅調を持続したことが寄与。既存店売上高昨年12月の同18.1%増以来の高い伸びとなった。

■オプテックスグループ <6914>  2,858円  +38 円 (+1.4%)  11:30現在
 オプテックスグループ<6914>は反発。岩井コスモ証券は3日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3300円としている。屋外用侵入検査センサーで世界シェア40%、自動ドアセンサーで同30%を誇る。足もとでは、FA事業で半導体や二次電池向けなどに検査用の変位センサーなどの販売が堅調。同センサーは省人化設備投資用に中国向けなどが伸びている。18年12月期の連結営業利益は会社予想の53億円に対し55億円(前期比13%増)と増額修正を予想。19年12月期の同利益は59億円と連続増益を見込んでいる。

■ソニー <6758>  5,192円  +42 円 (+0.8%)  11:30現在
 ソニー<6758>が反発している。この日、子会社ソニー・ミュージッ・エンターテインメント(SME)が一部株式を保有する音楽ストリーミング配信世界最大手スポティファイ・テクノロジーズ(スウェーデン)が、ニューヨーク証券取引所に上場したのに伴い、第1四半期に計上される株式評価益および株式売却益の合計が約1050億円と試算されると発表しており、これを好感した買いが入っている。なお、SMEはスポティファイ上場前で発行済み株数の5.707%を保有していたが、上場時にそのうちの17.2%を売却したという。

■日清紡ホールディングス <3105>  1,403円  +10 円 (+0.7%)  11:30現在
 日清紡ホールディングス<3105>が3日ぶり反発。3日取引終了後、モビリティ事業に特化した子会社「JRCモビリティ」の設立を発表したことが好感された。同社は中長期経営戦略の中で、ADAS(先進運転支援システム)ビジネスへの参入を打ち出しており、新会社は車載用レーダーおよび超音波センサーなどの開発、並びにモビリティおよび交通インフラ向け通信・センサーなどの開発・生産・販売を担う。また、今回の新会社設立により、子会社である日本無線の通信機器事業を核とし、急速な技術革新が進む事業領域に迅速かつ的確に対応するため、同事業のモビリティ分野を発展的に事業独立させる狙い。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,165円  +25 円 (+0.6%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>は続伸。3日の取引終了後に発表した3月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比11.5%増と2カ月連続で前年実績を上回り、今期一番の高い伸びとなったことが好感されている。前年に比較して気温が高かったことから、春物衣料を中心に好調に推移した。メンズではスプリングコートやスーツ、シャツ、カット、パンツなどの動きがよかったほか、ウィメンズではスプリングコートやブラウス、スカート、ワンピース、バッグなどが目立った。なお、前年に比べて休日が1日多かった影響が既存店で1.9%程度あったとしている。

■ヤマダ電機 <9831>  637円  -14 円 (-2.2%)  11:30現在
 ヤマダ電機<9831>が反落。3日の取引終了後、旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメント(シンガポール)が財務省に変更報告書を提出し、ヤマダ電機株の保有割合が14.14%から13.26%に減少したことを明らかにしており、需給面懸念が生じているようだ。なお、報告義務発生日は3月27日としている。

■日本プリメックス <2795>  1,020円  +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本プリメックス<2795>はストップ高カイ気配に張りつく人気となった。産業用ミニプリンター開発を手掛け、富士通製やシャープ製商品の販売も行っている。同社はチケットやクーポンの発券、ホテル、病院、パーキングなどさまざまな自動精算機で導入されるセルフサービス情報端末「KIOSK」向けプリントソリューションで商機をつかんでいる。18年3月期は営業利益段階で前期比23%増の5億1700万円を会社側では計画、19年3月期も増収増益基調の継続が予想される。株価指標面からもPER、PBRともに割高感はない。

■アイ・ピー・エス <4335>  720円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 アイ・ピー・エス<4335>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。SAPジャパン(東京都千代田区)は3日、紙製品や産業包装用品の製造販売を行うマルアイ(山梨県西八代郡)にERP(統合基幹業務システム)パッケージ「エスエーピー・ビジネススイート」が採用されたと発表。システム構築はIPSが担当していることが明らかとなり、これが材料視されているようだ。IPSは、SAP社が提供するSAP ERPの導入・本番稼働後のシステム運用・保守サポートにおいて、顧客の業務改革を支援する企業。1997年の設立以来80社以上の導入実績を持つ、SAP社のプラチナパートナーの1社となっている。

●ストップ高銘柄
 アイ・ピー・エス <4335>  720円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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