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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ISID、カーボン、シチズン

ISID <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヒラノテクシード <6245>  3,200円  +500 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 ヒラノテクシード<6245>がストップ高まで買われている。同社は9日取引終了後に、18年3月期通期の業績予想と配当計画の修正を発表。営業利益見通しを従来の26億5000万円から29億5000万円(前期比2.4%減)に引き上げたほか、期末配当を従来計画比2円増額の17円とする方針を示した。売上高予想は従来通り210億円(同6.9%増)で据え置いたが、原価の改善や経費の削減が進んだことが利益を押し上げるとしている。

■日本電子 <6951>  714円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 日本電子 <6951> がストップ高。9日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益が11.9億円の黒字(前年同期は9.1億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。電子ビーム描画装置と電子ビーム蒸着用電子銃・電源の販売が急増した産業機器事業が収益を牽引した。電子顕微鏡の旺盛な需要を背景に、理科学・計測機器事業の赤字幅が縮小したことに加え、為替差益や持分法投資利益の増加なども大幅増益の要因となった。

■帝国電機製作所 <6333>  1,586円  +215 円 (+15.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 帝国電機製作所<6333>が急反騰している。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高154億7100万円(前年同期比12.8%増)、営業利益18億2200万円(同58.5%増)、純利益12億7100万円(同38.3%増)と大幅増益だったことが好感されている。主要顧客の石油化学メーカーが設備更新を進めていることを受けて国内ポンプ事業が好調に推移したことに加えて、米国や中国市場が回復基調にあることが寄与した。電子部品事業は苦戦したものの、これをカバーして大幅増益を確保した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高203億3300万円(前期比5.5%増)、営業利益23億400万円(同34.6%増)、純利益15億2700万円(同22.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■NIPPO <1881>  2,662円  +354 円 (+15.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 NIPPO <1881> が2月9日大引け後(17:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.0%減の281億円となった。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の380億円→420億円(前期は457億円)に10.5%上方修正し、減益率が17.0%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒NIPPOの詳しい業績推移表を見る

■ISID <4812>  2,920円  +388 円 (+15.3%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率6位
 電通国際情報サービス <4812> が急反騰し、昨年来高値を更新した。9日に発表した17年12月期の連結経常利益は前の期比15.8%減の56.4億円となったが、続く18年12月期は前期比24.7%増の70.3億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は不採算案件の発生が響き2ケタ減益に沈んだ。今期は大手金融機関をはじめとする金融ソリューション部門や、製造業向けのエンジニアリングソリューション部門を中心に受注が伸びる見通し。研究開発や人材への投資拡大を、増収効果と利益率の改善で吸収し、大幅増益を計画する。併せて、前期の年間配当を50円→52円(前の期は50円)に増額し、今期も前期比4円増の56円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■日本カーボン <5302>  5,390円  +700 円 (+14.9%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 9日、日本カーボン <5302> が決算を発表。17年12月期の連結経常損益は29.9億円の黒字(前の期は5.7億円の赤字)に浮上し、従来予想の24億円の黒字を上回って着地。続く18年12月期の同利益は前期比2.3倍の70億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れは黒鉛電極の単価上昇に加え、半導体需要の拡大でファインカーボンが想定以上に伸びたことが背景。今期は世界的な電極の需給逼迫や売価上昇などを背景に、経常利益は最高益を記録した08年12月期以来の高い水準を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2倍の100円に大幅増配する方針としたことも買いに拍車をかけた。前日終値ベースの予想PERが28.8倍→11.3倍に急低下する一方、配当利回りは2.13%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘っている。

■ホソカワミクロン <6277>  8,140円  +1,050 円 (+14.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ホソカワミクロン <6277> が急反騰。9日に発表した18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比71.9%増の15.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は粉体関連装置のトップ企業で、食品関連や磁石など電子材料、化学品向け装置の製造販売を手掛ける。10-12月期は豊富な受注残高を背景に、粉体関連事業の収益が急拡大した。プラスチック薄膜関連事業も好調な受注が続き、受注残高が増加している。上期計画の24億円に対する進捗率は63.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  1,300円  +152 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 旭ダイヤモンド工業 <6140> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比79.0%増の37.4億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の40.6億円→47.4億円(前期は29.4億円)に16.7%上方修正し、増益率が37.9%増→61.0%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒旭ダイヤモンド工業の詳しい業績推移表を見る

■やまや <9994>  3,390円  +375 円 (+12.4%)  11:30現在
 やまや <9994> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.7%増の61.7億円に拡大し、通期計画の66億円に対する進捗率は93.6%に達し、5年平均の79.0%も上回った。
  ⇒⇒やまやの詳しい業績推移表を見る

■ナカニシ <7716>  5,870円  +630 円 (+12.0%)  11:30現在
 9日、ナカニシ <7716> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比35.6%増の103億円に拡大したが、18年12月期は前期比4.5%減の99億円に減る見通しとなった。

■京三製作所 <6742>  748円  +80 円 (+12.0%)  11:30現在
 京三製作所 <6742> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4億円の赤字(前年同期は21.9億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒京三製作所の詳しい業績推移表を見る

■村上開明堂 <7292>  3,455円  +335 円 (+10.7%)  11:30現在
 9日、村上開明堂 <7292> [東証2]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の66億円→81億円に22.7%上方修正。従来の12.8%減益予想から一転して7.0%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。国内で主力の自動車用バックミラーの販売が想定より伸びることが寄与。生産性向上による原価低減に加え、円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の32円→36円(前期は32円)に増額修正したことも支援材料となった。

■レオン自動機 <6272>  2,264円  +218 円 (+10.7%)  11:30現在
 レオン自動機 <6272> が2月9日大引け後(15:15)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.4%増の31.4億円に伸び、通期計画の36.5億円に対する進捗率は86.1%に達し、5年平均の70.4%も上回った。
  ⇒⇒レオン自動機の詳しい業績推移表を見る

■シチズン時計 <7762>  835円  +80 円 (+10.6%)  11:30現在
 シチズン時計 <7762> が急反発。9日、18年3月期の連結最終利益を従来予想の160億円→170億円に6.2%上方修正。従来の3.5%減益予想から一転して2.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。想定より円安が進み、為替差益が増加するほか、投資有価証券売却益が発生したことが最終利益を押し上げる。併せて、創業100周年記念配当5円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の17円→22円(前期は17円)に増額修正したことも支援材料となった。同時に発表した4-12月の連結経常利益は前年同期比29.0%増の236億円だった。時計事業と工作機械事業が業績を牽引した。

■デュアルタップ <3469>  1,144円  +150 円 (+15.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 9日、デュアルタップ <3469> [JQ]が決算を発表。18年6月期上期(7-12月)の連結経常利益が前年同期比8.6倍の5.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の投資用ワンルームマンションの販売好調に加え、函館市に保有していた賃貸用ホテルを売却したことも収益を押し上げた。通期計画の3.8億円をすでに38.1%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 コーアツ工業 <1743>  3,175円  +503 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ソルガムHD <6636>  129円  -50 円 (-27.9%) ストップ安   11:30現在
 新川 <6274>  956円  -300 円 (-23.9%) ストップ安   11:30現在
 ラクオリア創薬 <4579>  2,325円  -700 円 (-23.1%) ストップ安   11:30現在
 アートSHD <3663>  1,082円  -300 円 (-21.7%) ストップ安   11:30現在
 レントラックス <6045>  755円  -150 円 (-16.6%) ストップ安   11:30現在
 以上、5銘柄

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