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【市況】NY株式:NYダウは1032ドル安、VIX低下に賭けるポジション解消続く

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

8日の米国株式相場は下落。ダウ平均は1032.89ドル安の23860.46、ナスダックは274.82ポイント安の6777.16で取引を終了した。欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。米政府機関の閉鎖や長期金利上昇の懸念が強まり、投資家の先行き不透明感を示すVIX指数が再び高止まりしており、下げ幅を拡大した。VIX低下に賭けるデリバティブのポジション解消が株価下落に拍車をかけているとの見方も多い。ダウは再び1000ドルを超す大幅下落となった。セクター別では全面安となり、特に各種金融や半導体・半導体製造装置の下落が目立った。

口コミサイトのイェルプ(YELP)は決算内容が嫌気され、急落。イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)は通期見通しが予想を下振れ、大幅下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は一株損失が過去最大となり、軟調推移。一方で、出前注文サービスのグラブハブ(GRUB)はファストフードのヤム・ブランズ(YUM)との提携を発表し、急騰。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は上場以来で初の黒字決算となり、大幅上昇となった。

旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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