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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:フォスター、アルパイン、日本M&A

フォスター <日足> 「株探」多機能チャートより
■バリューコマース <2491>  972円  +150 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 バリューコマース<2491>が全体軟調相場のなか大口の買い注文を集めストップ高。同社が30日取引終了後に発表した18年12月期の連結業績予想は、売上高が188億円(前期比11.3%増)営業利益は24億5000万円(同10.2%増)と2ケタ増収増益を見込み、最終利益については16億7000万円(同65.3%増)と高変化を見込んでいることで、これを材料視する買いを呼び込んでいる。スマートフォンを起点とするネット広告市場の成長が収益を後押しする見通し。なお、17年12月期連結決算は売上高が168億8900万円(前の期比3.5%減)と減収だったものの、営業利益22億2300万円(同2.4倍)、最終利益10億1000万円(同2.9倍)と利益面の伸びが際立った。また、17年12月期配当は従来予想から1円増額した年10円とし、18年12月期は6円増配の16円を計画していることも株価にインパクトを与えた。

■MARUWA <5344>  9,750円  +1,500 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 30日、MARUWA <5344> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の54.5億円→89億円に63.3%上方修正。増益率が9.5%増→78.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。大容量高速通信網への設備投資やクラウドサービスの拡大による半導体需要の増加を追い風に、主力のセラミック部品の販売が想定以上に伸びることが寄与。

■フォスター電機 <6794>  3,140円  +422 円 (+15.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 30日、フォスター電機 <6794> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→95億円に58.3%上方修正。増益率が98.9%増→3.1倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。主要顧客向けスマートフォン用ヘッドセットの増産体制を計画より早期に確立したことで、出荷数量が増加することが寄与。円安による採算改善なども利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→55円(前期は40円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが23.3倍→10.8倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■フルヤ金属 <7826>  5,650円  +700 円 (+14.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 30日、フルヤ金属 <7826> [JQ]が18年6月期の連結経常利益を従来予想の13.6億円→28.8億円に2.1倍上方修正。増益率が45.4%増→3.1倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。有機EL向け化合物や電極向け貴金属化合物の受注が好調なうえ、タッチパネル配線向け薄膜なども伸びることが寄与。一部貴金属価格の上昇による採算改善も利益を押し上げる。

■リオン <6823>  2,852円  +295 円 (+11.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 30日、リオン <6823> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比60.3%増の18.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。都市部を中心とした建設工事が活況で騒音計や振動計が大きく伸びたほか、半導体関連向け液中微粒子計の販売好調が続き、環境機器事業の収益が拡大したことが寄与。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→35円(前期は30円)に増額修正したことも支援材料となった。併せて、株主優待制度を拡充すると発表。現行制度に加え、3月末時点で100株以上を3年以上継続保有する株主に対し、1000円分のジェフグルメカードを追加で贈呈する。

■エス・エム・エス <2175>  3,955円  +395 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 エス・エム・エス <2175> が続急騰し、上場来高値を更新した。30日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益が前年同期比13.0%増の20.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のキャリア事業で介護職向け人材紹介サービスが大きく伸びたほか、介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」の会員数も増加し、2ケタ増収を達成。介護キャリアへの積極投資で営業減益となったものの、関係会社株式売却損や法人税の減少などで最終損益は増益を確保した。

■日本精化 <4362>  1,314円  +129 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 日本精化 <4362> が1月30日大引け後(16:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.3%増の23.5億円に伸び、通期計画の26.5億円に対する進捗率は88.8%に達し、5年平均の77.5%も上回った。
  ⇒⇒日本精化の詳しい業績推移表を見る

■アクシアル <8255>  4,385円  +415 円 (+10.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 アクシアル リテイリング <8255> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1%減の74.7億円となり、通期計画の93億円に対する進捗率は80.3%となり、5年平均の79.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒アクシアルの詳しい業績推移表を見る

■ハウス食品グループ本社 <2810>  3,905円  +330 円 (+9.2%)  11:30現在
 ハウス食品グループ本社 <2810> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.7%増の151億円に伸び、通期計画の161億円に対する進捗率は94.2%に達し、5年平均の87.9%も上回った。
  ⇒⇒ハウス食品グループ本社の詳しい業績推移表を見る

■日本トリム <6788>  6,180円  +510 円 (+9.0%)  11:30現在
 日本トリム <6788> が1月30日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比28.6%減の16.4億円に減ったが、通期計画の19.5億円に対する進捗率は84.5%に達し、5年平均の76.2%も上回った。
  ⇒⇒日本トリムの詳しい業績推移表を見る

■アンリツ <6754>  1,423円  +116 円 (+8.9%)  11:30現在
 アンリツ <6754> が1月30日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比2.2倍の26.3億円に急拡大したが、通期計画の42億円に対する進捗率は62.8%にとどまり、5年平均の66.6%も下回った。
  ⇒⇒アンリツの詳しい業績推移表を見る

■アルパイン <6816>  2,508円  +202 円 (+8.8%)  11:30現在
 アルパイン<6816>は反発。同社は30日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を2600億円から2700億円(前期比9.0%増)へ、営業利益を90億円から110億円(同96.0%増)へ、最終利益を48億円から60億円(同22.7%減)へそれぞれ増額した。第3四半期累計期間の実績および第4四半期の売り上げが堅調に推移することが予想されることから、 前回予想の売上高・利益を上回る見込みとなった。そのため、18年3月期通期の連結業績予想について修正する。なお、第4四半期の想定為替レートは1ドル=108円、1ユーロ=127円を前提としており、17年10月30日に公表した為替レートからの変更はない。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高1975億1200万円(前年同期比8.9%増)、営業利益92億7200万円(同2倍)、最終利益57億4700万円(同27.9%減)だった。

■JUKI <6440>  2,100円  +128 円 (+6.5%)  11:30現在
 JUKI<6440>が反発している。30日の取引終了後、集計中の17年12月期連結業績について、売上高が従来予想の1010億円から1035億円(前の期比5.9%増)へ、営業利益が60億円から80億円(同72.0%増)へ、純利益が35億円から55億円(同2.9倍)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。中国市場における産業装置の需要拡大や、縫製機器のハイエンド分野での拡大、内需を中心に受託加工などグループ事業の需要拡大が売上高・利益を押し上げた。また、想定為替レート(1ドル=105円)に比べて円安基調で推移したことも寄与した。

■綿半ホールディングス <3199>  4,505円  +270 円 (+6.4%)  11:30現在
 綿半ホールディングス <3199> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比19.9%増の18.5億円に伸び、通期計画の21億円に対する進捗率は87.8%に達し、3年平均の79.8%も上回った。同時に、期末一括配当を従来計画の26円→31円(前期は26円)に増額修正した。
  ⇒⇒綿半ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■日本M&Aセンター <2127>  6,530円  +320 円 (+5.2%)  11:30現在
 30日、日本M&Aセンター <2127> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上や投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に18年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→113億円に13.0%上方修正。増益率が10.3%増→24.6%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことも好感された。中小企業の事業承継など旺盛なM&A需要を背景に、M&A成約件数が伸び、売上が計画を12.2%も上回ることが利益を押し上げる。

■オイシックスドット大地 <3182>  3,305円  +504 円 (+18.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 オイシックスドット大地<3182>がストップ高カイ気配。青果物のネット通販を手掛けており、定期宅配サービスが好調に推移している。30日取引終了後、NTTドコモ<9437>の傘下で会員制食品宅配サービスを展開する、らでぃっしゅぼーやの全株式を取得し子会社化することを発表、併せてNTTドコモと資本・業務提携を結んだことがポジティブサプライズとなった。NTTドコモを引受先とする25万株の第三者割当増資を実施する見通しで業容拡大への期待が膨らんだ。

●ストップ高銘柄
 アール・エス・シー <4664>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 東京自働機械製作所 <6360>  2,275円  +400 円 (+21.3%) ストップ高   11:30現在
 平和紙業 <9929>  708円  +100 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 U&C <3557>  6,300円  -1,500 円 (-19.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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