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【市況】ドイツ連邦銀行取締役、国際的な仮想通貨規制を求める【フィスコ・ビットコインニュース】


1月16日、フランクフルトで開催されたイベントにてドイツ連邦銀行の取締役、Joachim Wuermeling氏が、仮想通貨に対する規制は国際的な枠組みにより取り組む必要がある、と自身の考えを明かした。

現在、各国政府、とりわけアジアでは仮想通貨に対する規制が強化されている。中国政府はICO(仮想通貨を利用した資金調達)及び仮想通貨取引を禁止し、ビットコインのマイニングに制限をかけた。しかし、こうした取り締まりにも関わらず、多様なチャネルにより中国では仮想通貨に関わる活動が続けられている。韓国も先週、仮想通貨取引の禁止に向けて法案準備を進めると韓国法務部が発表したが、ユーザーの反対などの声が集中し、わずか7時間後に大統領府がまだ決定事項ではないという声明を出した。今後の動向が注目される。

こうした状況に対し、Joachim Wuermeling氏は「単一国家による規制の影響力は限定的である。最も効果的な規制は、国を越えた協力によって実現する。」と主張する。

昨年12月には、EUと各国の議員が仮想通貨による資金洗浄と犯罪資金の調達の防止に向けて規制を強化することについて合意したことが明らかになった。今後、世界的な規制の制定に向けた動きが始まる可能性もあるため、引き続き注視していきたい。

《MS》

 提供:フィスコ

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