【通貨】東京為替:ドル・円は弱含み、ドル売り傾向が鮮明に
ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
8日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。前日の欧州中銀(ECB)理事会を受け、ユーロ・ドルが上昇基調に振れ、ドル売りが強まった。
ECB理事会を受け、資産買入れプログラム縮小は10月にも言及される見通しとなり、金融緩和の解除に期待したユーロ買いが強まっている。その影響で、前日NY
市場でドルは108円付近まで売り込まれた。
本日の東京市場では国内勢の買戻しもみられるが、ユーロ・ドルの上昇で、引き続きドル売りが強まった。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、リスク回避的なドル売り・円買いの流れが目先も続きそうだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円07銭から108円47銭、ユーロ・円は130円15銭から130円45銭、ユーロ・ドルは1.2018ドルから
1.2075ドルで推移した。
【要人発言】
・ジョージ米アトランタ連銀総裁
「米国は完全雇用の状態にあり、インフレ率は比較的穏やか」
・ダドリーNY連銀総裁講演(経済見通しと金融政策)
「インフレ率は長期的な目標を下回っているが、引き続き金融緩和の緩やかな解除が適切」
【経済指標】
・4-6月期GDP2次速報:前期比年率+2.5%(予想:+2.9%、1次速報:+4.0%)
・7月経常収支:+2.320兆円(予想:+2兆301億円、6月:+9346億円)
・豪・7月住宅ローン:+2.9%(前月比予想:+1.0%、6月:+1.2%←+0.5%)
《MK》
提供:フィスコ