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【通貨】今日の為替市場ポイント:リスク回避の円買い縮小の可能性

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

14日のドル・円相場は、東京市場では109円05銭から109円77銭で推移。欧米市場でドル・円は109円80銭から109円43銭で推移し、109円65銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は110円前後で推移し、底堅い動きとなりそうだ。北朝鮮情勢をめぐる米高官の発言で安心感が広がっており、ドルは110円台前半まで戻す可能性がある。

米国のティラーソン国務長官とマティス国防長官は14日のウォール・ストリート・ジャーナル紙に連名で寄稿し、「米国は北朝鮮と交渉する用意がある」と強調し、北朝鮮に経済制裁や外交による平和的な圧力を行使していく方針を示した。これを受けて、市場ではリスク回避姿勢の動きが後退した。また、14日の欧米株価は反発したこともドル相場の支援材料となっている。

一方で、15日発表の7月米小売売上高や16日に公表される米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控え、様子見ムードも広がっている。投票権を持つニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は14日、AP通信のインタビューで今後の利上げの可能性について年内あと一回の利上げを支持しており、目先における有力なドル買い材料として引き続き意識されるとみられる。

《HT》

 提供:フィスコ

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