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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国株安などを意識してリスク選好のドル買いはさらに縮小も

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

17日のドル・円相場は、東京市場では113円13銭から112円26銭まで下落。欧米市場ではドル・円は110円80銭まで下落しており、110円83銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は111円前後で推移か。米国株の大幅下落や米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りはさらに縮小する可能性がある。

トランプ米大統領が連邦捜査局(FBI)のコミー前長官にフリン前大統領補佐官への捜査中止を要求したとの疑いは払拭されていないことから、17日の欧米市場ではリスク回避的な取引が一段と拡大した。共和党の一部議員はトランプ大統領弾劾の可能性に言及しており、ドル売り材料となった。

報道によると、米下院監視・政府改革委員会は16日、トランプ氏とコミー氏のやり取りに関連した資料全てを5月24日までに提出するようFBIに要請した。24日に開かれる予定の公聴会への出席をコミー氏に要請しており、市場関係者の間では「公聴会は当面の為替相場に影響を与える重要イベントになる」との見方が広がっている。

なお、プーチン露大統領は17日、「ロシアは米国の国内問題に介入しておらず、そのつもりもない」と述べた。また、「ロシアには米国上院に対してトランプ大統領とラブロフ外相の会談記録を提供する用意がある」と述べており、トランプ大統領とラブロフ外相(ロシア)が機密情報を共有しているとの見方を否定している。

《HT》

 提供:フィスコ

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