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【通貨】今日の為替市場ポイント:北朝鮮情勢緊迫化でドルは伸び悩む可能性

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

24日のドル・円相場は、東京市場では110円58銭から109円86銭で推移。欧米市場ではドル・円は110円35銭から109円66銭まで下落し、109円76銭で取引を終えた。

本日25日のドル・円は110円前後で推移か。フランス大統領選の第一回投票結果を好感したユーロ買い・円売りは一巡。北朝鮮情勢の緊迫化を意識したリスク回避の円買いが増える可能性があることから、欧米株高でもドル・円の上値はやや重くなりそうだ。

トランプ米大統領は安倍首相と習中国国家主席と電話で会談し、朝鮮半島の非核化に向け、連携を強化していくことを改めて確認した。報道によると、トランプ大統領は中国に制裁の着実な実施を求めたようだ。今日、4月25日は朝鮮人民軍創設85年周年にあたることから、専門家などによると北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を強行する可能性があるとみられている。

報道によると、トランプ米大統領は、「国連の安全保障理事会は北朝鮮に対して強力な追加制裁を科す準備をすべきだ」との見方を示した。市場関係者の間では「北朝鮮問題で中国が積極的に対応することを米国は期待しているのではないか?」との見方が多い。一部では「北朝鮮が核実験を強行した場合、米国単独の武力行使はあり得る」との声が聞かれているが、市場関係者の多くは「関係各国の連携を強化し、北朝鮮問題に対応していくのではないか?」と想定している。

《SK》

 提供:フィスコ

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